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理性
多分エロいかも知れません。
「ひーくん、あの、頼みたい事があるんだけど」
それは、夏美が風邪を引いた日の夜。
「なに?」
「今日、お風呂は入れないから体拭いて欲しいなぁって、ダメ?」
体を拭く⁈
「夏美がいいならいいけど」
「じゃあ、よろしくお願いします」
***
あー、緊張する。マジで。
こんなにスタイル良かったっけ?それに肌白いし。
「拭くよ?」
「うん」
俺は、背中から拭いていく。
背中、腕ときて
「前は」
「ひーくんがやって」
えぇ!マジで、俺理性壊れそう。
「うん、前向いて」
「うん」
夏美は、胸を手で隠す。
首筋から、肩、鎖骨、それから…
「手どかして」
「うん」
俺は息を飲む。
理性が壊れそう。我慢我慢我慢。
胸を拭く。
少し夏美が反応する。
あー、心臓が。
「夏美、ごめん」
「え?」
俺は夏美にキスをしてしまった。
そして、押し倒した。
「ひーくん」
「夏美、ごめん」
「ううん、ひーくんだったら何されてもいいよ?」
夏美。
「ありがとう、でも、やめとく」
「そっか、残念」
俺、相当ヤバイよな……。