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話の始まり早々に

あー、何かだるい。


頭痛いし、クラクラするし。


道木とうき夏美さん」


「はーい?」


「聞いてます?」


「聞いてないです」


静かだった教室に笑いの声が響く。


あはは、何で笑うのかな?


「じゃ、ホームルームを終わります!今日も頑張りましょう」


あー、やっと終わった。


「夏美!お前熱ある?」


「えー?ないよ?」


ばれたら怖い怒ると怖いどうしよう!


「そうか?顔赤いぞ?」


言い逃れを探さなきゃ!


あ、見つけた!


「私の顔が赤いのは、王子様に間近でみられてるからっ☆」


「おお、それだけならいいんだけど」


それだけじゃないんだけどね


「トイレ行こう?」


「おお、連れションか、いいぞ」


私は席を立つ。あっ、やばい、クラクラして


***


「おい!夏美!」


あっぶねぇ、ギリギリでキャッチ。見事支える事に成功!


「ったく!何なんだよっ!」


仕方なく、お姫様抱っこで保健室へ運ぶ。


軽いな~、ちゃんと食ってんのかな?


「先生、夏美が」


「あらぁ、どうしたの?」


「熱あるみたいなんですが」


「あ、本当」


先生は、温度計を俺に渡して来た。


「計ってあげて」


「はーい」


制服を少しずらして脇に温度計を挟む。


胸元が少し見える。何故かそれに胸を高鳴らせる。


ピピ


温度計を外すと38.6度の熱だ!


怒りがこみ上げてくる。


「先生、俺、夏美と一緒に帰ります」


「わかった、先生から先生に言っておくわ」


俺は教室に荷物を取りにいく。勿論2人分。


俺んちと夏美んちは近い、学校からも。


お姫様抱っこで家まで運ぶ。


夏美は1人ぐらしだ。


鍵を見つけて部屋に入る。そっとベットに寝かしておく。


あ、上着とスカートを脱がして。


「夏美」


俺、理性持つかな?

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