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虚偽と真  作者: maki0628
2/2

22歳

クマのキャラクターがウインクしている絵柄のモチーフの睦月のカレンダーを破ると気づけば21歳ももう残り一ヶ月をきっていた。

めぐみは誕生日が近づくと無意識に身の回りの人間関係、特に男関係を整理する習慣がある。

携帯のメールボックス、着信履歴をチェックし、なんだか苛々する自分に気づいて

三ヶ月前友達の繋がりのよくある感じでなんとなく出来た彼氏、29歳の芦田について考えていた。

彼は所謂空気読めないド天然くんである。

めぐみは4人姉妹の長女というのがそうさせたのか無駄に世話好きなところがあり8歳上のいい年した男芦田にも惜しみなくその母性本能を発揮していた。

29歳にもなって口を開けばサッカーの話ばかりする男芦田。

新聞に出てくるレベルの言葉が理解できない男芦田。

ルックスは上の下で自分のかわいさを自覚している自信過剰な男、、、それが芦田。

そんな芦田に嫌気がさして遊びの誘いを予定があるからと断る日が増えた頃、暇を持て余しためぐみのアパートの冷蔵庫では、まるで大国が非力な隣国を飲み込むように無抵抗な野菜室にビールが領地拡大を進めていた。







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