第二十四話
すいません、今回は私の都合によって明日から、三泊四日の合宿にいくことになっておりますので投稿は25日まで無いと思われます。
携帯で執筆すればいい、と思う方がいるかもしれませんが、私はあまり携帯で執筆するのができません。
というより、うまく文章が浮かびません。
大変申し訳ございません。
なので、短いですが投稿させていただきます。
未来から来た巫女の付近にすぐさま移動術式を展開し、移動する。
それは、召喚の場に出る時も行っていた、気配遮断も惰りはしない。
移動した場所は、どこかの国の城内だった。
そこに部屋には特に変わった物は置かれてはおらず、物置部屋として使われているように感じる。
ただ、ここに巫女が現れたということは、この場所に住まわして貰っていたのではないかと想像がつく。
どうやら、巫女は周りを警戒しながらのこり僅かな魔力を使って身体強化を使った。
身体強化はそれなりに難しい魔法なのに、今の巫女は魔力ともに精神的疲労が見えるがそれでも彼女は身体強化を行っている。
(すごい精神力だ……)
思わず絶賛してしまった。
彼女は、それだけ勇者召喚をやり遂げようと思う気持ちがあるからなのか、とてもじゃないが彼女のような精神力は紅鷹には無い。
しかし、彼女の足取りは重たい。
やはり、魔力の枯渇が原因だろう。
だが、彼女がDNAを届ける前に死ぬことは無いと思われる。
そうであった場合、28日に言っていた巫女の言葉が否定されることになる。よく思い返してみると現代の巫女が、『絶対なにかを知ってそうな顔で、その顔はフードでよくは見えなかったけど、ただ、絶望に近い色をしていたことはわかった』と言っていた。
多分この私に来た人物は、未来の巫女なのだろう。
しっかりとパラドックス対策はしている。フードと、あまりにも不確定要素の強いものだが、それはしかたないとおもう。
だから、この時代の巫女に渡せることは確定している。
しかし、その後は、セイン(偽)が言っていたように生死が不明だ。
万が一、すぐに死んでもらっては困る。
なので、自分の魔力を還元する準備を整え始めた紅鷹だが、すでに未来巫女と現代巫女の接触は行われている。
(そっちはまだいい。すぐにでも巫女の魔力を還元できるように急がなければ)
魔力の還元なんてものはそう簡単にはうまくいかない。
本来、魔力なんてものは人間の体に流れている血液のようなものと同一だ。
それぞれに独立した本人しか持ち得ない血液があるように、独立した魔力をもつのだ。
そのため、自分の魔力を一度、世界に溢れる魔素に戻してから巫女に合わせた魔力を作り直すのだ。
そのための巫女の魔力はしっかりと把握している為問題ない。
問題なのは時間がかかることだ。
この世界で巫女がいつ死ぬかは分かってはいない。
そのために何時でも還元が行えるように準備をしなければいけない。




