第一話 「改定」
三日に一度ペースでいけたらいいなと思います・・・
とりあえず、最初は飽きられないようになるべく早く投稿をしていきたいと思います。
#改定しました
1
2011年、6月29日、6時00分
ピピピピピピピピピピ!!
どこまでも響き渡りそうな甲高い目覚まし音で、青年はゆっくりと瞳をひらいた。
現在進行形で鳴っている目覚まし時計を止めて、ベットから腰を上げる。
青年はまだ、眠気が残っていたので洗面台へと向かい、冷たい水で顔を軽く洗い眠気を吹っ飛ばした。
そして、寝巻きから毎朝行う鍛錬をするための道着へと袖を通した。
いつものように、家の隣に隣接してある道場に足を運ぶ。
そこで、正拳突き20回・上段突き20回・下段突き20回・前蹴り10回・回し蹴り20回・後ろ回し蹴り20回の準備運動を実戦の感覚を交えながら行い、その後二年前に他界した祖父とのイメージトレーニングをした後、座禅を組み、精神を集中させ気を体中に巡らせる。
それらをすべてこなしたときにはすでに7時を回っていた。
もう、可憐が朝食を作り終わっているはずなので、持ってきたタオルで汗をふき取る。
家に戻り、リビングに入ると、いつもどうりに可憐が朝食を作り終えた状態で椅子に座って俺を待っていた。
「ごめん、可憐まったか?」
「いや、全然」
少し、可憐はしかめた顔をしていたが、自分にはそんなことの理由は分からないので特に咎める事もしない。
「そうか、じゃ食べるか」
「うん、いただきます」
俺もいたただきますと言い、朝食を食べ終えた俺たち二人は、一緒に食器を片付け、私立棚帆高校へと足を伸ばした。
同日7時30分
俺たち二人を待っていたかのように家の外には俺や可憐と同じ黒髪で、前髪は目の上で切りそろへ、髪を肩まで伸ばし、身長は俺よりも約10cmほど離れているが164cmと女性にしてはなかなかにベストな身長をしている少女がいる。
肉つきは陸上部に所属しているため引き締まっているところはしかっり引き締まっている。
一度、あの太ももに挟まれたいと思うのは俺だけではないはず…………とまあ俺のクラスメイトの美希だ。
こうして3人で他愛のない話をしながら登校する。
同日8時00分
いつもどうりに遅刻せず、2ノCの教室のドアを開け美希と一緒に教室に入る。
「おっす、お二人さんおはようさん」
陽気な声で俺と美希に挨拶したのは、俺の数少ない友人の一、榊原暁である。
その挨拶に美希は他人行儀で返す。
「おはよう、今日も元気だな暁は」
「おはよう、榊原君」
そうだ、暁と美希は中が良くはない。
理由はまだ、俺も知らないが多分これからも仲良くはならないと思う。
そうして、各自席に座りつまらない授業を受け終えた。
2
同日午後7時20分。
学校が終わった後、暁にゲーセンに誘われて断ろうとしたが、俺たち親友だろ? 言われて満更でもないないと思ったのだが、やっぱりせっかくの可憐の夕飯をさめた状態で食べるのは心に響くものがあるし、両親とのトラウマもあるためなるべく早く帰りたい。
そんな思いも抱きながらも、暁とゲーセンに行ってしまったのだから愚痴くらいは言う。
「ったくふざけんなよな、何でこんなに走んなきゃいけないんだよ。恨んでやる」
そう、心の中でとは言わず、愚痴りながら帰宅路走っていた彼の真下に突如光り輝くものが現れた。
それに気づいたが、光り輝く円陣のようなものから、まるで目標を見つけ、補足するように黒い触手のようなものが足から体全体に絡みつき、そのまま頭をも呑み込み地面へと引きずられていった。そして彼はこの世界から消失した。
しかしその穴は数分間ひらかれていた。
付近には、彼が暁から借りたCDが落ちていた。
「どうりで」
暗い道の中、小さな外套の明かりが照らす光に、少しだけ影がかかった。
時間帯のせいか顔はうかがえない。
その人物がどのような表情を浮かべてこの場所にいるかはわからない。
ただ、その人物は迷いなく、未だに存在する穴に向けて歩みを進めた。
残り一歩。黒い穴の前で止まり、右足を入れた。
そして、そのまま穴に落ちるようにその人物も消えた。
なんか、うまくかけませんね・・・
描写へたくそですいません。




