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魔王でも倒してこいや!

「魔王でも倒してこいや!」


国王の怒声が響き渡る。ここはダダトームの城。


かつては命をかけて魔王を倒した冒険者7人。

しかし、魔王を倒し平和を取り戻した後は、もっぱら各々(おのおの)のコレクション収集に明け暮れる。


てか、前の冒険の最中にも、各々(おのおの)のコレクション収集に明け暮れていた。


グレイ、ブルー、パープル、グリーン、ブラック、ピンク、イエロー、7人の冒険者たち。


普段は他の6人とは別行動。そのうちの1人、グレイがこの物語の主人公。

ただし、話によっては主人公が入れ替わるという。緊急事態の時だけ、7人全員が集まる。


この日は、ダダトームの国王に呼ばれ、広間の前に全員集められていた。

ダダトーム王「魔王でも倒してこいや!」

グレイ「えっ?魔王ですか?確か魔王は、ついこないだ我々が倒したはず…。

まさか、奴が復活したとか…?それならば、また倒しに行きましょう。」

ダダトーム王「その魔王とは違う、新たな魔王が現れたのだ!

世界の人々は、その新たな魔王の存在すら知らぬ。だがこのまま放っておけば、世界は魔王の手に…。

コレクション収集は、引き続き行ってもよいが、よいか!魔王を倒すのじゃ!そうすれば、わしは王位を譲ってもよいぞ!」


王位を譲ってもいい、なんて言われた日には、やらない理由が見つからないだろう。


ダダトームの城の中には、宝物庫と、もう一つ、開かずの宝物庫があって、その扉を開けるには専用の鍵が必要だという。


グレイ「魔王を倒した後に、また魔王か…。」


ブルー「もしかして、こないだ倒した魔王を、その裏で操っていた魔王かもな。」


パープル「あのさ、くれぐれも私の魔法習得の邪魔はしないでね。」


グリーン「ブルーは何匹倒せるか、俺は種類を集めて、図鑑を完成させることだ。」


ブラック「既に、盗賊と商人と弓兵は極めた。だから今、レンジャーだ。しかし、世の中にはいったいいくつの職業とスキルがあるのか…?」


ピンク「私の踊りも見に来てね。

景品!コイン!あー!ウズウズするわー!」


イエロー「大丈夫、ダンジョンの道順とか、途中にどんな仕掛けがあるかとか、全部頭の中に入っているから。」


とまあ、こんな感じの7人衆だ。


ただし、この世界は新たな冒険を開始するたびに大陸の形が変わるという。


『冒険者7人~セブンスアドベンチャー』というゲームの世界に似ている世界のようだが、果たして?


それらの謎は、これからの冒険の中で明かされていく。


ここからは、それぞれ単独で行動し、コレクション収集なり、スキル習得なりを進めていくという、暗黙のルールになっている。

その間に、違うプレイヤーのキャラクターなどと遭遇することもあるという。

ダダトームの国は、大陸全土を支配している国であり、いろんなクエストの種が転がっている。狙いどころは中ボスを倒すクエストだ。


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