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気が付いたら少女

週一くらいの投稿を目指したい

目を開くと周りには廃屋が並んでいる。

遠くには四足歩行な魔物が走っている。

地面には骨が転がっているがおそらく人の骨だろう。

肉は残っておらず綺麗な白骨と化している。


「ここは...?」


さっきまで室内にいたはずだがここは屋外だ。

よく見てみると服はボロボロだし腕も細い。

何より空腹だ。

ここ何日も食べていないような空腹感がある。


硬くてあまり美味しくはないが、そこら辺を走っている魔獣でも捕まえて食べるとするか

ちょうど数匹の魔物がこちらに向かって走ってくる。


大きさは俺と同じくらい、少し大きな魔物だがおそらく犬型の魔獣で『トゥースナイフドッグ』だろう。

名前の通り歯をナイフのように使って狩りをする。

その歯は特徴的で見分けやすい。


「普通は俺の半分くらいのはずだけど、ずいぶん大きいな。」


しかし所詮は知能の低い魔獣だ。

数十匹が集まればその辺の騎士団にとっては脅威かもしれないが、この[■■■]にとっては敵じゃない。


違和感がある。

が、今はまず食べなければ、空腹で倒れそうだ。


向かってくるトゥースナイフドッグは三匹、10mくらい近づいたところで左右の二匹の目の前に土の壁を出現させる。

本来は射程距離が1m程度で防壁となる『土盾』という魔法だが、訓練によって距離は伸ばせる。

一生を土盾の研究に捧げたという稀有な者もいて、百数十人規模の村を一つ囲ってしまうほどの距離と大きさの土盾を発動したという記録もあった。


二匹のトゥースナイフドッグは突然目の前に現れた土の壁に対処できず頭を打って気を失ってしまう。

残りの一匹がそれに驚き、よそ見をした瞬間、火の矢がトゥースナイフドッグの体を貫く。


「これでしばらくは食糧問題は解決だな。」

気を失っていた残りの二匹にもとどめを刺した。


獲物を仕留めたので早速調理だが、その前に魔石の回収をする。

魔物は普通の動物と比べて力が強いのだが、その理由は魔力で筋力を肥大化させている為だ。

しかし魔力の供給は常に一定には行われず、体調や空気中に溶け込んでいる魔力の量などで上下する。

そこで魔物は供給過多となった魔力を魔石に蓄積し、不足した際に魔石から魔力を得るという具合だ。

早い話が魔力の塊である。


そのままでは魔物のように内包された魔力を利用することは出来ないが、小さな魔力の通り道を作ってやることで少しずつ魔力が漏れ出すように調整する。

漏れ出た場所に火の魔法陣を展開するとその場所に小さな火が付く。


「即席のたき火だ。」


魔石のたき火の上で解体した肉を焼く。

料理自体はほとんどしたことがなかったため、焼き過ぎと生焼けを繰り返した。

それでも何とか食事を終え、次の目的を考える。


「とにかく人がいる場所を探すか。」

「いつまでも硬くて味のない肉ばかり食べたくはないし、今いる場所の情報も知りたい。」


まだ焼いていなかった肉を焼いてトゥースナイフドッグの毛皮で包む。

生のまま持っていっても腐るだけだし、燻製にする技術もない。

2,3日なら何とかなるだろうという考えだった。


火の付いていた魔石の火を消し、肉の入った毛皮を持って立ち上がった時、少し離れた場所から声が聞こえた。

声のする方を見てみると、一人の男と二人の女性がこちらに向かっていた。

一瞬身構えたが敵意はなさそうだったので、この辺りのことを聞くことにした。


「俺たちはギルドの冒険者で、この辺りに魔物が出るから退治してくれって依頼で来たんだが...、君はどうしてこんなところにいるんだい?」


どうも子供相手に話しているように感じる口調だ。

確かにこの男...というか二人の女性もずいぶん大きい。

巨人族かそれに近い種族だろうか。

いくら向こうと比べてこちらが「少し」小さいとはいえ、自分は大人だ。

ほんの少しムッっとしたがここは大人の対応を見せよう。


「わからない、気が付いたらここにいたんだ。今いるこの場所の情報を教えてもらえるだろうか?」


そう話をすると後ろの女性二人が悲しそうな顔をし、そのうち一人は

「かわいそう、こんなところに女の子一人でなんて、きっと怖い思いをしたのね。」

と言って抱きしめてきた。

ううむ、巨人族の女性は積極的だと思ったが、この女性はおかしなことを言っていた。


「女の子?」


自分の中二病を出せる場ができるって素晴らしいですね(๑•̀ㅂ•́)و

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