表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の想い人  作者: CGF
22/28

22



まどろみの中で、俺は夢を見た。



俺がこなした『仕事』の標的達。ある者は血の溢れる腹を抑え、ある者は自分の首をかかえて俺を取り囲む。


折れた首を垂らして背中を向けているデン。




物置小屋の扉の陰から見た親父とお袋が斬られる光景。



トマス爺さんの背中から突き出した剣先。




俺が殺した者。俺が死なせたくなかった者。





『愛しき者よ、それは各々の命の書に書かれておる事』





以前ライラはそう云った事がある。その言葉が夢の中に響いた。



『命の書にある最後の日より先に命を落とした者をのみ、この身は悼む』


『何故だ?』


『その者らはこの身が手を差し伸べられぬからよ。冥界に安らぐことが出来ぬ』




そんな魂がラルヴァになるのか?それとも……








「……っ!?」



目が醒めた瞬間はね起きた。


素早く周囲の様子を確認する。



「大丈夫ですよ」



司祭見習がはね起きた俺に言う。



「……どれだけ眠っていた?」


「一時間ほどです」



……うたた寝のつもりだったんだがな。


ほんの数分のつもりが、深く寝てしまうとは。



首を振って眠気をとばし、頭をはっきりさせる。


横になった時と状況は変わっていない。



バースが焚き火から離れて扉の前に陣取り、外の様子を窺っていた。


薄暗い入口は外れた扉を立て掛けてラスの品物で押さえてある。狭い隙間から外を覗いてもろくに見えないだろうに。



と、バースが扉から離れ、音を立てないように戻って来た。



「来たぞ」



その声に女傭兵が寝ている三人を起こしにかかり、バース達は剣を片手に扉へ向かった。






────────

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ