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気を抜いたら、ボスが来るってそれ言われてるから。

「この、記念すべき100回目の入学式に優秀な生徒が集まった事は大変うれしく思う。この勇者学園は対魔王の人材を育て、人間界の領土を取り戻すことを目的としている。すべての国の支援を受け、君たちは学習するのだ。そのことを肝に銘じ、自分が世界を救うという気持ちを常に持って個々、そしてチームで切磋琢磨して欲しい。」


「おお、やっぱ話なげえな」


「そうだね、アル。でも長くても私は全然大丈夫だよ」


「そ、そうか」


こんなキャラだったのか、エミリよ・・・


「ここで、新入生の挨拶をしてもらおう。えーと、今回は私の孫の・・・な、誰だ・・・エルヴィー・アル。前へ」


「え?俺?」


「すごーいアル!成績トップだったんだね!」


「なんも聞いてないんですけど。」


「アルの好きに言えばいいんだよ!」


「ええ、あ、そう」



俺は壇上にあがって校長が話していた所に行くようジェスチャーされた。


まじでなんも聞いてないからな。適当にやるか。


「ええと、新入生代表の挨拶を任された、エルヴィー・アルです。挨拶するなんて聞いてなかったんでてきとーにはなしまーす。俺はこの学園でてっぺんを取るために来ました。1年生はもちろん、上級生も対象です。まぁ相手にならないと思うんでー勝負仕掛けに来て構わないですよと。」


ここで、ハゲ(副校長だと思われる)がめっちゃジェスチャーしてるのに気が付いた。なんか下をみろといっている。


うわ、代表生徒の言葉の資料があったわ。あはは。


「ここは実力主義なんだろ?だから実力がない奴はいないと思うので、楽しみにしています。あ、俺の寮は最上階らしいです。終わります。」


いろいろな表情をしてるやつがいるな。敵意むき出しの奴、びびって下むいてるやつ、無表情の奴。後ろで立ってるのは上級生か?先生たちもおどいた顔してるな。


まぁ掴みはバッチリってところだな。


「アルーかっこよかったよ!」


「そ、そうか。まあな」


「アルう、すきっ」


「お、おう」


キャラが壊れる。



「次に、生徒会長の迎えの言葉です。」


生徒会長ってやっぱ一番強いってことでいいのかな、


「なあ、生徒会長って一番強い奴がなるの?」


「そんなことないよ。立候補者への投票で決まるの」


「なんだ、そうか。じゃあやらなくてもいいか。」


「ええ!アルの生徒会長の姿見てみたいな!服が特別なんだよ?」


「確かに、いろいろ派手だな。」



「私が生徒会長のペラグ・エウェラチです。今年はずいぶんと生きの良い新入生が入ったようですが、私のやることは変わりません。本学園をより良い物に、そして、魔王を倒すため、研磨を重ねる事です。皆さんもその気持ちを忘れずに、日々精進に励んでください。」


「ずいぶん、まともだな。いいこちゃんか」


「歴代でも5本の指に入る強さって噂だよ?あの生徒会長の人」


「へえ、じゃあいつか戦うか。」


「生徒会長がかわいそうだよ!もう」


「お、おう。あ、終わったみたいだな。なんとも真面目な話だった。聞いてなかったけど。」



「では、祝辞の紹介です」


その後なんとも面白くないいたって普通の式が行われていった。


「では、これにて、第100回勇者学園入学式を」


急にサイレンの音が鳴りだした。



「モンスターが出現しました。先生方は至急校門へ集まってください。」


「全員!この体育館から出ないように!」


そして、先生達は全員、外に出ていった。


数分後


天井からモンスターが降ってきた。小型のサル型モンスターが30匹、大型のボス猿っぽいのが1匹だ。ふーん、なかなか面白い。



「全員!戦闘たいせいをとれ!」


生徒会長が指揮をとるみたいだ。


「Sクラスの人たちは何人か僕と大猿をお願い!他の人は他クラスを援護して!」


「「「はい!!」」」


的確な指示だな。


「みんな!人数はこっちが勝ってる!落ち着いて、1匹に複数人で当たって!攻撃はなるだけ避けて戦いように!では!戦闘開始!」


人数で勝っているから落ち着いてケガするなよって事か。


ちなみに俺は戦闘に参加せず、座ってる。そしたらボス猿が俺の方に走ってきて、拳を振り下ろしてきた。


「アル!」


エミリが剣で攻撃をギリギリで防いでくれた。なかなかやるなエミリ。


「大丈夫!アル!私が守るから!」


「おう、頼んだ。」


「!!!!任せて!!!はああああああ!!!!」


エミリは大猿を吹っ飛ばし、それを追いかけていった。


「僕たちもいくよ!」


生徒会長と、エミリと一緒にいた4人が大猿に向って行った。


ラティには念話で小さいサルでも相手しろと言っておいた。もちろん威力は最小に抑えて。


マルコはそれについていった。


ミリスはけが人を治している。まぁ普通だ。



危なげもなく戦闘は終了した。


「皆!お疲れ様!けが人も少なく済んでよく頑張った!」


「「「うおおおおおおおお」」」


「「「やったーーーーー勝ったぞーーーー」」」



「アル!どうだった!私強くなったでしょ!」


「ああ、よく頑張ったみたいだな」


俺はエミリの頭を撫でてやる。


「君は何もしていないじゃないか!」


ナイトール、学長の孫がなんかわめいている。


「別に俺が戦わなくても大丈夫と判断しただけだ。あと、新入生の挨拶取って悪かったな」


「ふん。いつか化けの皮を剥いでやる!」


「それは困るなあ。まぁ剥がせるもんならやってみな」


「くそっ!」


「なんであいつはあんなに突っかかってくるんだ?」


「それはね、ナイトールはエミリを狙っているからだよ」


氷のミスリールが答えてくれた。


「ああ、なるほど。察した」


「私はね!アルがいるからって断ったの!信じて!」


「お、おう。見ればわかる。」


「よかったあ。これからはずっと一緒にいるから!」


「そ、そうか。まあいいぞ」


「やったあ!」


「お楽しみの所悪いけど、まだ終わってないみたいだよ」


生徒会長が緊張の表情で話しかけてきた。


ドン!


さっきの大猿よりさらにでかく、どこか神々しいサルが現れた。


「へえ、これは面白そうだ。」


「アル!任せて!」


「あ、まて!」


巨大なサルはエミリの攻撃を受け、何事もなかったようにエミリを殴り飛ばした。


「キャーーー」


「ミリス頼む。」


「はい。」


「会長さん、あんたアレに勝てるのか?」


「いや、勝てない・・・でも全員で力を合わせれば!」


「そうだ!私達で倒すからお前は見学でもしていろ!」


ナイトールは手を出すなと言った。じゃあまだ見学でいいか。


「エミリさんまだいけるかい!?」


「は、はい!」


「では、僕と、ナイトール君、ガイダ君で奴を引き付ける!その間にエミリさん、ミスリールさん、エイダ君は大技の準備をしてくれ!」


「「「はい!」」」


会長が指揮を取り、巨大サルとの戦闘が始まった。


学園に入学するまでは考えていたが、その後の事を一切考えていなかった。


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