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大貴族マーグの騎士団

エルヴィー国の建国通知が各国へと通達された。


ここ数十年に国が建国されたことはなく、珍しかったため各国に覚えられることとなる。


各国はどのような国か調査隊を出す準備に取り掛かっていたのだった。


ただ、1つの国だけ他と違う反応だった。


ある国の執務官室。


「ここ、わが国の領地ではないか?勝手に人の領地に国作られているな。ここは・・・魔獣の森か。到底人が住めるようなところではなかったはずだが・・・ここの管轄はマーグだったか?調べさせるか。だが魔獣の森で税が徴収出来るなら問題ないな。吹っ掛けるだけ吹っ掛けるか、最低は10%だな。まぁ40%から持ち掛けて軍を出動させると脅すよう書いておくか。頼んだぞマーグ。」



辺境国を纏める、大貴族マーグに税を徴収するように持ち掛ける命令書が届いた。


「・・・あの村が国になっただと?冒険者のマルクを派遣したら負けて帰ってきたからな。マルクより強い者は伝手がないな。しょうがない、おい!メメはいるか!」


「はい。どうかなさいましたかマーグ様。」


「騎士団を用意しろ。エルヴィー国というのが私の管轄に出来たらしのでな。まったく国家管理機関は適当な仕事をしおったな。準備出来次第エルヴィー国に出向くぞ」


「わかりました。準備致します。」



*************************************************


数日後エルヴィー国の城壁の前に300人の騎士団が構えていた。


「思ったよりでかい城壁だな・・・私の領地のものよりでかいぞ・・・む?少女が出てきたぞ?」


もちろん知識担当大臣もとい雑用大臣のヒヨリが出迎える。前は村だったが今は国だ。俺が直々になんて出迎えない。


王城へと通すことにする。


ヒヨリはびくびくした様子で話し出した。


「よ、ようこそおいでくださいました。お、王城へと通すよう申し使っておりますので・・・ついてきてください・・・」


「ふむ、王城とな。どのようなものかね。きっと粗末なんだろう。では案内してもらおう。」


「こちらです・・・」



魔王城前、いやエルヴィー国の王城です。



「こ、これが王城・・・」


マーグは唖然としている。


「こんなの魔王城じゃないか」


「なんか怖えよ・・・」


騎士団たちは弱音をはいていた。


だが騎士団長のような者が一言


「狼狽えるな!我々は騎士団だ!しっかりしろ!」


「「はい!」」


「こちらです。」


ヒヨリもだいぶ慣れてきたようだ。びくついてる騎士団を見て気を持ち直した。


全員が謁見の間へと通される。


全員がはいると


バタンっ!!


勢いよく扉が閉まり、少し怯えた騎士団の隊員たち。


そこに登場する。キリエラ・アル。ゆっくりと会談上の壇上の横から登場し、まるで魔王の玉座のような椅子に座る。頬杖をつき、足は組んでなめた態度をとる。


「ようこそ。マーグさんとその騎士団の皆さま。この度はどのような要件で?」


「君か、こんな悪趣味な城を作りわが領地に国を作ったのは。誰に許可を得て国など作っている!」


「ん、国家管理機関だけど?許可されたよ」


「そ、それはそうだが・・・だがこの領地は我々の物だ!だが、作ってしまったのは仕方がないのでわが国に税を納めよ!さすればこの件は不問としよう。どうだ?平和的解決だろう?税率は40%というところかね。これは迷惑料も含めている!検討願おうか」


「なるほど、確かに勝手に作ったな。この整備もされておらず、人が一人も通らない、魔獣だらけの森にな。お前たちの領地なら整備や魔獣の間引きなどを行うべきじゃないのか?俺はここまで作るのにそういった作業をしてきた。だから税は納める必要はないな。何が悪い、どうせ使う予定もなかった土地だろう」


「だが、我々の領地で好き勝手にされては困るのだよ。税率が高いと言うなら下げてやらんこともないがな。」


「好き勝手ってこの土地はどこかの国から勝ち取ったのか?ただ自分の領地だと言っているだけだろう?なんの価値もない場所だったのだから。」


「ま、まあ勝ち取ったわけではないが・・・」


「じゃあ俺らが使ったっていいじゃん。使ってないんだから問題ないだろ」


「そういうわけにはいかぬ!取り合ず税を納めろ!この騎士団が見えないのか!お前らの兵などどうせありあつめの集団だろう!さあ税を払え!」


「へえ、脅すんだ。せっかく平和的に帰ってもらおうと思ったのにな。俺のやさしさだぜ?ちょうどいいな。おいお前ら出てこい!」


続々と謁見の間にエルヴィー国の騎士団が集まってきた。


全員竜の鎧を身にまとっている。人数は500名ほど。もう半分はまだレベルが低いのでレベリング中だ。


相手の騎士団は鉄の鎧で300人。数でも勝っているし装備の差も歴然だ。


「な!なんだ貴様らは!」


「エルヴィー国の騎士団さ!かっこいいだろう?全員竜の鱗からつくった装備を身に着けている。レベルもお前らはせいぜい20~30か。こちらは全員40超えている。人数もこちらの方が多いな。さぁ帰ってもらおうか?」


「くっ・・・く・・・くそおおおおおおお!!!!覚えてろ貴様!!!我が国に立てついたこと後悔させてやる!!!!」


「ふーん。やってみれば?はっはっは」


「くそっ!帰るぞ!」


「マーグ御一行様おかえりで~す」


マーグ一行はエルヴィー国から出ていった。







そういえば領地だったことをおもいだした。

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