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2.脳筋少女、町への道中。
村を出た少女。まずは町に出て、お金を稼ごうと思いました。
近い町まで、歩いて2時間かかります。
少女は道を歩きながら、途中で薬草を採取し、獣を狩ることにします。
「ふん!」
ブチィィ
ブチチィィィ
少女は薬草を採取するのにも全力です。
道中に生える薬草を引き千切る音が響き、
「せや!」
グオオオオ!?
背後に忍び寄っていた獣の脳天を全力でかち割り、
「えい!」
ドゴォォォ!!
さらに血の臭いを嗅ぎ付け、寄ってきた獣を全力右ストレートで粉砕します。
「よし、こんなものね」
少女は両手いっぱいに獲物を持ちます。
これで、町に行って売れば程々の金額になるでしょう。
あとはのんびり歩いて行けば……と思っていたその時!
「うわああああ!」
前方から悲鳴が聞こえます。
何があったのでしょうか?獣や盗賊などに襲われていたら大変です!
少女は助けに行くことを決意しました。
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