表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大闇子闇  作者: 元爺
47/51

〜衝突〜

「そういえばさ…ねぇクリス」

いざ入ろうと目立たぬ色で作られた扉を開けようとしていたクリスに

サキが聞いてきた

「何?」

手をかけたままで後ろを向くクリス

「武器は?刀は?どうしたの?」

ハッとしたような、ンー?と首をかしげるクリス

「そういえば、武器がないや…」

頭を元に戻して辺りを見渡す

「あぁいいや、なんとかなるだろ」

そう言って扉を押し開ける

鈍い金属音と冷たい空気

クリスは一息入れて中に入る

「なんなんだろ…」

クリスのことを心配しつつ、一緒に城の中へ入るサキ


城内の空気は一層と冷たかった

吐き出す息が白くなっている

「寒いね…。それに別な寒気もする」

サキが口に手を当てながらクリスに言う

「別に。なんとも心地よくて、しっくりくる感じの冷たさだけど」

いつもと変わらずに歩くクリス

右や左に緩やかな曲線を描いて壁に当たっている

「そうじゃなくて、何も無いのが不気味なの」

サキが白い息を吐きながら言う

「たとえば?」

クリスが壁スレスレでこちらを向いた

「兵士がすくなすぎるし、何よりこの冷たい空気」

「別にラッキーだったって思えば良いだけなんじゃない」

そう言ってるうちに扉が見えてきた


クリスは一度扉にぶつかった。だいぶ音が響いた

その場にしゃがんで鼻を抑えるクリス

でもすぐに立ち上がった

「大丈夫?」

サキが聞く

「うん」

そう言って、扉を引いた

中には…そう…あの男がいたのだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ