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大闇子闇  作者: 元爺
43/51

〜因話〜

大地は戦場のあった場所から、少し荒れた大地へと切り替わった

その荒野を歩く二つの姿、クリスとサキ

サキはスタスタと先に行ってしまう

クリスはおぼつかない足取り

少しの段差でこけそうになったりして

その度に、先に行くサキに待ってもらったりしていた

最初は「けがはしてない?」、次は「大丈夫なの?」

最終的には「何回目?」の心配する声

クリスは軽く笑って返すだけだった


「それで、目の方はどうなの」

ようやく本題に入った

立ち止まるサキに追いついて、軽く息を整えるクリス

「どこから話そうか」

「んー〜…。最初から」

クリスは段差に座って、サキも隣に座った

「自分自身、何がどう起こったのか分からないんだけど」

長々と話し始めるクリス

「ベットで寝てる時にボーっとしてたら、何か変な感覚になって、気づいたらサキが突っついてた」

「変な感覚?」

サキはクリスを見る。クリスは下を見る

「それは自分でもわかんない。それに、なぜかは知らないけど鼻や耳、触れる感覚が異常なまでに鋭くなってるんだ」

「それもなんでか分からないの?」

「うん」

そう言ってクリスは立ち上がった

「それでも、突っついてるのがサキだとわかった、サキがどんな話してたかわかる、感覚で歩ける、今歩いてる場所も臭いや感覚でわかる。それだけ」

「それって、結構凄いことだよね」

「まぁね」

そう言って、クリスは歩き出す

サキも立ち上がり、クリスの横を歩く

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