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大闇子闇  作者: 元爺
36/51

〜戦一〜

(親父が来る、倒す、殺す)


「攻めて来たぞ〜」


そのかけ声で、親父の事を考えていたクリスは我に返った。

「来たか・・・」

西の平原の地平線に数多数の軍勢を見渡せる城、

そこから急いで外に出て、刀を抜き、前線へと走った。

クリスに続いて頑丈な甲冑に身を包んだ兵隊が続く。

同じくらいの軍勢。もうすぐ衝突する。

敵を切り捨て、奥にいるクリスの親父、そいつを目指してクリスは走っている。


サキは迎え撃つ兵を見送り、ただ一点だけをじっと、見ている。。

それは、最前線の敵軍だった。

タイミングを待っていたのだろうか、

サキは、手に装着している着火付きの手袋を弾き、火花を落とした。

落ちた火花は地に落ち、触れた瞬間に炎が敵軍めがけて燃え上がる。

敵軍の間に入り込んで、燃える炎。瞬間、今度は大きな爆発が起きた。


この爆発で敵軍の前線隊は吹き飛んだ。

計画通りに行ったのか、サキは不敵な笑みを浮かべた。


「そうさ、あんなやつら、消えちゃえばいいんだ」


サキはそうつぶやいた。

すぐ目の前で起きた爆発だが、クリスはただ、走っていた。

クリスの目の前の敵も消え、クリスの親父が丸見えだった。

クリスはさらにスピードを上げた。


そして、飛びあがり、切りかかった。

クリスの太刀筋は、親父に止められていた。

クリスと親父が一瞬、目を合わせた。

親父はクリスがここにいることなど気にもとめず、

クリスを弾き返した。

転がるクリスに

「この程度か。来て損したわい」

親父の声が聞こえた。

リアル・・・なさすぎ・・・

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