表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大闇子闇  作者: 元爺
23/51

〜鍛始〜

各々(と、言っても二人だけだが……)

九回目の朝が来るまで、それぞれに別れて過ごした。


〈クリスの過ごし方〉

クリスはサキより先に部屋を出て、外を歩いた。

建物が見えるその先には360度の見渡す限りの樹々

その中心に位置する大きな建物。

城と言うより、大きめに作った樹の家という感じだ。


「小さいな……」

クリスはその小ささに、この牢屋に捕まってた事を思い出した。

(そう言えば、聞き逃した……)

クリスは、サキに抱きつかれた事を思い出し

片手で口を押さえて、赤くなった。

そんな時、後ろから

「よぅ、青年。涙流してどうしたんだ?」

元気な声で、クリスに話しかけたのは

筋肉質の体の人だった。

(涙流している?)

その男が言ったことに、クリスは疑問に思った


きっとこの男は、口を押さえ、赤くなっていることを

泣いていると勘違いしてしまったのだろう


「いや、別に泣いてたわけは……」

しかし、男はそんな事を聞きもせず

「言い訳はよしな。余計悲しくなるぜ

 それと、着いて来な」

クリスの話を聞きもせず、クリスを連れて行った

クリスが色々と言ってるにも係わらずに……


そして、クリスの連れてかれた先は


[鍛神]


「たんしん?」

森に近い場所にある、古ぼけた建物の入り口上においてある看板

「そうだ、ここは私の道場だ」

道場と聞いたとたんにクリスは

「ボロボロじゃん・・・」

その言葉は聞こえたのだろうか、男は

「今にでかくしてやるさ」

男はそう言って、クリスを中に連れて行った。

中は、外見どおりにボロンボロンだった。


「えっと……

 何をするの? ここで……」

男は

「何って、お前を鍛えてやるのさ。

 涙流すやつは、心から弱いからな」

(だから、泣いてたわけじゃないんだって……)


そして、男から無理やり鍛えられる……


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ