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大闇子闇  作者: 元爺
18/51

〜牢内〜

一筋の光が入る牢獄、クリスとサキは一緒の部屋に入れられた。

牢獄と言っても、ここの牢獄は樹で造られていた。

しかし、牢獄だけあって、すごい丈夫だった。


「なんでここにいるの?」

クリスは冷たい牢獄の中で、当たり前のことを言った。

「過ぎた事を思っても意味が無いよ。

 それより出る方法を考えよう」

サキがクリスに言った。

「脱獄・・・(さらりとすごいこと言った・・)

 出来るの?」

クリスは唖然としつつ答えた。

「武器も取られたし、今考えてる」

サキは考えても無いように言った。

(ホントに出られるのだろうか・・・

 まぁ、俺も考えよう・・・)

クリスは牢獄の中を見渡した。

4m四方の床

高さ4mくらいにある吹き抜け

「やっぱりあそこからか・・・」

そう言って、クリスは吹き抜けの壁を登り始めた。

しかし、樹で造られた牢獄と言っても、凹凸が無い。

古くからあるのか、壁には隙間が出来ている程度だった

クリスはわずかな隙間に手を引っ掛けて登る。


何度も滑り落ちるクリス

まだ、諦めてはいない

クリスを見守るサキ

そして、クリスはまた落ちた。

窓からの光も暗くなり、牢獄に寒さがやってきた。

クリスは手も痛くなって諦めようとしたとき、

サキが後ろから抱き付いてきた。

「・・・」

クリスは言葉を出せなかった。

抱きついたサキはクリスの耳元で

「頑張って」

と言ってきた。

サキはそういって、クリスから離れた。

クリスはまた頑張って登ろうとした。

しかし、登ろうとしたときに、

牢獄の扉が開いた。

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