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大闇子闇  作者: 元爺
14/51

〜落起〜

「どうする? サキ」

倒れた少女について考えていた。

「置いておくわけにもいかないから、

 連れてく?」

「そうしよう」

早くも解決して、

サキは倒れた少女を馬の背中に乗せる。

「それじゃ、行こっか」

クリスが言った。

「ちょっと待ってね〜 やる事あるでしょ〜」

クリスが歩き出したのを、サキが止める。

「やる事?」

サキは少女が落ちないのを確認して、クリスに近づいた。

そして、バックに手を伸ばし、薬瓶を取り出した。

そして、薬瓶の中身をクリスの首に塗る。

(いつ)

クリスは後ろに下がる。

「ほら動かない。

 いくら浅いと言っても、力入れて

 血がすごい出てるよ」

「・・・もう」

そして、薬を塗り終えて、

「完了」

「・・ありがと・・」

「どういたしまして」

クリスは変な気分になりながらも、

サキと馬に乗った少女と歩き始めた。

そのときのサキはうれしそうに見えた。


しばらくまた歩いた。

そうしていると、後ろから何か聞こえた。


<ドサッ>


「ドサッ?」

クリスとサキは口をそろえて言った。

そして後ろを見ると・・・

馬に乗せていた少女がいない。

「い、痛いです」

少女が地面に横たわっていた。

「落ちた?」

クリスはつぶやいた。

「大丈夫?」

サキはそう言いながら少女に近づく。

「あ、はい。大丈夫です」

「ごめんね。私が縛ってなかったから」

「殺す気です?」

「そうじゃなくて、縛るのを忘れて

 あなたが落ちたから、私のせい」

二人が会話してるのを、クリスは遠くから見ている。

(楽しそうだな)

クリスは寂しそうだった。


クリスは近くに腰を下ろして、

二人の話が終わるのを待った。

の、はずだが。

いつの間にかクリスは眠ってしまった。

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