表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大闇子闇  作者: 元爺
11/51

〜森起〜

テント内で目覚めた二人。

でも、テントの外はいつまでも変わらずに真っ暗のまま。

「おはよう? クリス」

そう言ってサキはテントの外に出る。

暗い中、かすかな光を頼りに、馬の元へと向かった。

「今日も一日よろしくね」

そう言いながら、馬を()でるサキ。

クリスもテントから出てきた。

火を(おこ)して、サキと一緒に

テントをたたみ始める。

片付いたところで、火を消して、

馬に乗ってまた歩いた。


こういう暗い森の中では

時間の感覚が失われていきそうだった。

でも、そんな事をいちいち気にしてる暇も無く。

馬に乗って歩くだけだった。


だが、今日は昨日の森とは何かが違った。

馬の歩く音だけしか聞こえなかった森に

新たな音が聞こえていたのだ。

それは、樹の上を走っている音だった。

それも、一つじゃなく複数の音が聞こえる。

その音はだんだん大きくなっていき、

次の瞬間、聞こえた音。


<バキッ>

「うわー」


聞こえた音と声、

馬に乗っていたサキの頭に枝が落ちてきた。

「なんだろう?」

サキは落ちてきた枝を見つめ、クリスが上を見た瞬間


<ドンッ>


と、鈍い音が聞こえた。

そして、クリスは馬から落ちていた。

馬を挟んで反対側にはもう一人倒れていた。

サキは馬から降りて、

「大丈夫!?」

と、クリスに近づく。

クリスは気絶していた、

でも、落ちてきたもう一人は

気がついていた。

「あいたたた・・・」


それは、サキよりも年の若そうな少女だった


サキがその少女を見て、声を掛けようとしたとき、

さきほど歩いてきた道に誰かが居た。

サキはそっちを向いた。

そこに居たのは、3人であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ