ヒロインは?
「梓七梓薫、ほら…ピッタリじゃん?名字にてるし?」
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よく、わかりやせん。
どうして、ヒロインは学校にこないのかな?
ヒロイン、逆ハー女でちょっとムカついた日もあったけどー…やっぱりヒロイン!可愛い!くそ、むかついちゃうなー。なんで、こないんだ!
てことで、暗躍することにしました。
クラスどこだっけ?ヒロインの…
てか、ヒロインの名前なんだっけ…?
うわーっ、なんも覚えてねぇ。
つかえねぇよ、私の頭。
顔しか覚えてないし、何度もループしたのに。
……名前、覚える気がサラッサラなかったしね。
「おい、なぜ生徒会室に来なかった?」
「…!」
や、やば!生徒会長さまだ。
……む、無視はだめだよね。…流石に
「生徒会長、すみません。家の用事がありまして…」
「…、そうか、仕方のないな。ならば、今話そう」
「…へ?」
「まず、俺の名前は知ってるよな?」
うっ…痛いところつくわー。この人
「せ、生徒会長?」
「生徒会長などではない!それは、役職名だ!」
「すみません、みんな生徒会長と呼ぶもので…わ、忘れてしまいました…?」
いや、本当にごめんなさい。
覚える気がサラッサラなかったもので。
「一ノ瀬陽、今覚えろ」
うわ、強要してきた!
「はいぃー」
「で、七瀬梓薫」
く、しらべてきたな!
「あ、」
今…ヒロインがいた気が
「…と、聞いているのか?!七瀬梓薫」
「すみません、急用おもいだしたんで!」
私は駆けだした、やっぱりヒロイン!気になる!
「生徒会室こい!いいなー?」
とか、聞こえてません。本当に