バスケは先制何点ですか?
前回、16歳の恋人にプロポーズされた上平つかさ、アラサーです。
『挙式しましょうねv』はプロポーズだよね? ちなみに返事は『う・・・』といいました。
『うん』とも『ううん』ともいえず、『う』だけです。展開が速すぎてついていけなかったんですよ。
春都君の企む(?)『挙式』まではあと2年のリミットがあるので、それまでには心を決めたいと思います。
さて、私はいま某体育館に居ます。
オタクなアラサーの私が体育館に居る理由はただ一つ。
春都君の応援です。
でも声援は送りません。心の中でエールを送るのみです。
「きゃああああ! 野々宮くぅうううん!」
「すごいっ! すごいよ~。ものすごく格好いいv」
「や~ん。いい写真撮れたよ~」
お嬢様方に混じって声援とかマジ出来ません。
ちなみに一人で応援も出来ず、道連れでシゲモンをつれてきました。
だって、シゲモンと沖原以外、春都君の顔見せしていないからさ。
シゲモンはものすごく抵抗しましたが「・・・ミュータン●のフィギュア、手に入りそうなのよね」の一言で抵抗をやめました。
シゲモンはアメコミグッズも収集しているんだな。
「ヒラリン、絶対だよね」
「大丈夫。アメリカの友達にお願いしたから。オモチャ屋に勤めているから120%大丈夫」
「その人を神と呼びたい」
「日本語通じないよ?」
[OH MY GODで通じる?」
「・・・・・・」
私とシゲモンの組み合わせは傍から見るとスカウトに見えるのだろう。
というか、それ以外が思いつかない組み合せだよね、スーツの女とプリントTシャツの男なんてさ。
「おい、野々宮のチェックかな」って声が聞こえますが、間違ってはいない。
「こうやって見ると・・・クロさんそんなに大きくないね」
名前を呼ぶのも怖いのか、春都君をクロさんと呼ぶシゲモン。
そのあだ名のほうが怖くね?
「もうすぐ180らしいよ」
「ってことは、他の子は190くらいあるってこと!? 近頃の高校生って大きいねぇ」
「・・・バスケ部だからじゃない?」
「なるほど。・・・ところでクロさんまだ伸びてるの?」
「夜中に成長痛でうなされているね」
「・・・・・・・このショタめ」
がっ! うっかりボロを出してしまったぞ!
「ところでシゲモンはバスケのルール知ってる?」
「スラダンと黒子、ハーレム●ートとか色々読んだけど、知らない」
「だよねー」
『タッ●』で野球、『キャプ翼』でサッカー、『スラダン』でバスケ『ちはやふ●』で競技かるたのルールがわかるかといったら、読み込まないと無理っしょ。
「トラベリングとダンクは分かる」
「それは私もわかるけど、トラベリングしたかどうかは分からない」
「あ、俺も」
そして私達は「バスケって何点取ったら終わるのかな?」とド素人丸出しの会話をしながら、試合を観戦したのでした。
結局先制点数制じゃないってことだけが今回の収穫でした。制限時間いっぱい戦うゲームなんだね(つかさ及びシゲモンにとってバスケは鑑賞する「ゲーム」であり、楽しむ「スポーツ」ではないようだ)
試合? 見ましたよ。春都君のチームが勝ちましたよ。
シュートするたんびに、こっちに投げキッスをするので、ものすごく顔を背けて他人のふりをしました。
周りの女の子が投げキッスを返していたのが、微笑ましかったです。
げんたろうは格闘技全般とF1とお馬さんを好み、バスケはNBAをたまーに見る程度。




