私はイタくない!
シゲモンとの電話。萌えが不足したり、最高潮に達すると電話し合う仲。
『ヒラリンが半ズボンフェチってことになっているよ』
「・・・そうだろうなー」
『俺が想像するに、●ーの族の●ランみたいな子?』
「ブヒャッ!」
変な笑いが出た。
「ンな高校生が居るとでも?」
『二次元には居るよね』
「まあねー。セーラー服にハイヒールの戦士もいるよねー」
『あれは中学生だよ』
昔過ぎて忘れてたが、美少女戦士は中学生だったか。連載当初「おかしくね?」と思ったんだけど、世間に受け入れられたよね。
『タキシー●仮面様の正体がわからんとか有り得えないよね』
「まあ、そういうお約束的なところが・・・」
『話をセーラー●ーンに変えようとしているところ悪いけど、ヒラリンの彼氏を見せて欲しい』
「見せろといわれても」
シゲモンに敵意を持っているので、あまりオススメ出来ません。
どんな罵詈雑言があのおキレイな口から飛び出すか興味もあるが恐怖もある。
・・・春都君ねぇ~。あの新聞は写りが・・・
「あ」
『何?』
「シゲモン、パソ立ち上げて」
『立ち上げてるよ。エロゲーしながら電話してたし』
「片手間かよw」
『そういうヒラリンだって、うたプ●の音ゲーやってるでしょ?』
お互い様ってヤツか。
私は春都君のフルネームを検索させた。
新聞に載ったくらいだから、ネットに出ているんじゃないかと思ったんだけど・・・。
『うわ。・・・出た』
「やっぱり出たか」
『いや、思った以上に出たよ。なんか私設のファンクラブっぽいものまで出てきたよ』
「マジでか」
さすが、スラリパサリニコリの美青年はすごいな。
『・・・・・・・・・』
「どうよ」
『どうって・・・ヒラリン、なんか妄想入ってない? 頭大丈夫?』
「どういう感想だコラ」
『いや、だってさ・・・・・・有り得んでしょ? ピッコ●大魔王がセーラームー●とお付き合いするくらいありえないよ』
私の妄想と疑われた!Σ( ゜д゜)
しかもなんだその比喩。
「どんだけ痛い女だよ、私・・・」
「うん、痛いね、ヒラリン」
「ちげーって!」
友人の恋人の名前をPCで検索してファンクラブがヒットしたら、シゲモン的な疑惑を思い浮かべると思う。
セーラー●ーンは中学生とのご指摘を受けたので、少し会話の内容を付け足しました。ありがとうございます。




