表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/49

美息子の母は、美ママ



「うちの春都がお世話になりました」



花も恥らう美少年の母親は、美人ママでした。しかも若い。


この子、自分の母親より年上の女を狙ってたりとかしてないよね!?

こわくて聞けないぃ~。





「彼には、姪のかなめとも仲良くしてもらっていますし」

「かなめちゃんは、秀司君の彼女でしたわね」

「ええ。近頃の若い子っておませですよね~」


ヲホホと笑って、紅茶を戴く。

流石に手ぶらというわけにも行かず・・・車に大量に突っ込んでいたアメリカ土産をかき回しましたよ。


酒・・オタグッズ・・口紅・・マカダミアナッツ・・いやいや、これはアカンでしょ。と野々宮君に「ご両親はお酒は嗜むのかな?」と聞いてワインにした。



「まあ、こんなステキなものを戴いて宜しいんですの?」

「申し訳ないんですが、それほど高いものでもないんですよ。ハウスワインですので、お気軽に飲んでください」


「かあさん、俺が成人するまでそのワイン取っておいてよね」


ハウスワインだと言っておろうが!

しかも白だぞ。長期保存するより、冷蔵庫で冷やして翌日飲んだほうが美味いんだよ。


私は内心突っ込んだが、母親は「まあ、春都ったら」と微笑ましく笑い・・・爆弾を落とした。



「つかささんにベタ惚れなのねぇ~」

「!!!」



な ん で す と !?


美人ママ、貴女、なんていった?

美人ママ、貴女、もしかして息子からカミングアウトされてるの!?



手塩に育てた美息子(?)が、中年女に片思いって・・・微笑ましく笑うところじゃないでしょ! 



しかし、私は少し間違っていた。



美人ママの中で、美息子と私は既にオツキアイをしていることになっているらしい。

「遅くなったんなら、泊まってくればよかったのに~。キャ!ママったら大胆☆」と言われたときは、血の気が下がった。



私はショックからなんとか抜け出すと「そろそろ失礼を・・・」とソファから立ち上がった。



「お引止めしちゃって申し訳ありません。春都、あなたも準備なさい」


は?

なんで美息子まで出掛けるスタンス?



「俺、今都内の学校に通っているんです。・・叔母のところから」

「つかささんのマンションからあまり離れていないんですよ?」

「叔母もつかささんに逢いたがってましたから、是非挨拶させてください」



な ん で す と !?(二回目)



それじゃ、何か。


車に乗せる必要も、高速飛ばして東京脱出も、それ以前に送る必要もなかったっていうのか!?

わたしん家の近所? なにその恐ろしい事実!



「じゃ、俺行くね」

「またつかささんを連れてきてねv」



私はいつもより重く感じるハンドルとギアを握り、野々宮君を連れて都内に戻ったのでした・・・。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ