人生転落の危機!?
他作品からの派生モノですが、前作を見なくても全然問題ありません。
私 上平つかさ。勝者の人生を歩んできたと思っている。
「こいつ、給料いいけど、オタクなんだぜ」といわれることもあるが、それがどうした。
私はオタクであることを何ら恥じていない。
「こいつ、高校生の姪っ子がいるのに、独身なんだぜ」といわれることもあるが、それがどうした。
「あなた、独身女性全員を敵に回すの?」って微笑んでやったら、土下座せんばかりに謝ってきた。お前それ訴えたら私勝つからね?
中学時代は、成績は良いけど目立たない子だった。
高校時代に、同好の士と知り合い、立派なオタクに成長した。
大学時代は、アメリカとフランスに留学し、24歳で卒業。大手証券会社に入社。
それから経験を積み、独立。
現在はフリーのアナリストとして証券会社や金融機関、国内外の仕事仲間に恵まれ、食いっぱぐれていない。つうか、貯金は着々と増えている。
恋愛も何度か経験し、別れも経験した。
現在は、たまーに仕事の付き合いの延長で口説かれるのを「私、まだイケるじゃん!」とバロメータにしている。
ぶっちゃけ、結婚願望も、出産願望もない。
私はとても満足している。
だから、誰がなんと言おうと「勝者」だった。
ん だ け ど ・・・。
「俺、つかささんが好きです」
ジュ○ンボーイか、ジャニー○? と聞きたくなるほど眉目秀麗な男の子が、頬を染めて私に告白している。
しかも色々よろしくない。
場所 私のマンションの部屋。しかも寝室。 二人きり。そして・・・。
おま、なんで私に圧し掛かってんのぉ!?
中学生同士よりこっちのが書きやすい・・・。のんびり書かせていただきます。