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あ~なんと言いますか……まあ、よろしく?

キャラが、増えていく……

途中で忘れそうです。

暗い視界の中で、僅かに明かりが見える。

あぁ、朝日かな?そう思い、もう少しこのまどろみを味わうことにした。


「……ラ」


体が揺すられる。

ミアさんかな?

もう少し、眠らせて……


「……リラ」


なんか、揺すり方が激しく……

キモチ、ワル……うぅ……


「起きろぉ!!」

「うぎゃ!?」


額に衝撃があり、情けない悲鳴が出た。

目を開けると、頬を膨らませた、幼馴染のソラちゃんがいた。


「なんですぐに起きないの!まったくもうまったく!!ホントに私がいないと何も出来ないんだから!!そう言えばリラと一緒にいた人達に聞いたけど勇者になったんだって?大丈夫なの?別に心配してるわけじゃないけどあんまり危ないことはしてないでしょうね?危ないと思ったらすぐに逃げないとダメだよ?あの人達は凄い強そうだったけど何事にも絶対なんて無いんだから!わかってる?いつでも守ってもらえるわけじゃないんだからね?」

「うん、大丈夫だよ~逃げ足だけは、上達してるから~それにしても……ソラちゃんは、変わらないね~なんで僕だけ、早口なの?」

「そ、そんなの……関係無いでしょ……フンだ」


昔から僕にだけ早口で喋るんだよね~落ち着くと、普通なのにね~

なんでだろう?

そっぽを向いてしまった。

少し顔が赤いけど、大丈夫だろうか?

とりあえず、皆どこかな?


「それで、皆は?」

「え?あぁ、あの人達なら外だと思うよ?」


との事なので、一緒に外に行く。

ちなみに、先ほどまでいたのは、ソラちゃんの家だ。

フェナちゃんが家の前にいたので、抱っこしていく事にした。

嬉しそうに尻尾を振っている。

何が嬉しいのかな?


「むぅ……メス、かな?」


そんなことをソラちゃんが呟いていたが、僕は気付かなかった。


~セーラ~


「……」

「……」

「……」

「……あ、あの……なんですか?」


村の広場の様な所で、編み物をしていた少女を見ていた。

大した意味は無い。


「……」

「……うぅ」


目の端に、涙が溜まっている。

何所か、痛いのだろうか?

もう少し見てることにした。


~ニーナ~


この村に居る奴等は、普通だな。

いや、一部が異常といえるか?

あの畑を耕してる六十代のおっさん、かなり強そうだ。

この村、意味がわからねぇ。

それにしても、セーラは何をしてるんだ?

泣いてるぞ、あの女の子。

とりあえず、行ってみるか?


~ミア~


「ライドが見つからない!浮気ね!」

(どんな推理だ……)


エルムと一緒に、ライドを探していたんだけど……全然見つからない!

全く、浮気はいいけど、本妻を放って置くなんて……でも、そこがいい!

キャー!っと顔を赤らめながら、首を振っていた。


(……ダメだコイツ)

「何してるんですか?」

「やっぱり、美人だな~」


リラ君が、フェナちゃんを抱えながら、空ちゃんと一緒にやってきた。

むむ!私がライドと一緒じゃないのに、幼馴染と一緒だなんて……羨ましい!!


「二人とも、お似合いだねぇ~新婚さんみたい」

「そうですか?」

「な、な、な、何を言ってるんですか!?そんな私とリラがお似合いの新婚さんだなんて!ありえません!!キスだってしたことないのに!大体リラは女性関係に鈍感だから結婚だなてそんな!したくないって訳じゃないんですよ?でもリラとは難しいって言ってるだけです!あぁ別にリラと結婚したくないといってるわけじゃないんですよ?ただリラはそこの所鈍感だから告白されても首を傾げるぐらいだしだからと言ってリラから告白なんてしてくることもないだろうし別に私がリラに告白したいとかそう言う訳じゃなくてでも結婚はしたいしまあリラがどうしてもって言うなら考えなくも無いというかだから―――」


相変わらず、凄いね~


「僕、鈍感ですかね?」

「初めてあった時よりは、鈍くなってきてるかな?」


最初は普通だと思ってたけど、徐々に逞しくなってきてるからね~

ま、私の一番はライドだけどね!!

ニーナとセーラがいる方に、皆で向かう。

集まってれば、ライドも来ると思うから。

だって、皆と一緒にいるのが、とっても居心地が良いからね!


~ライド~


「アンタ、若いが……かなりできそうだな?」


謎の狩人風の男が、話しかけてくる。


「……それが、どうした?」

「いや、なんでアンタみたいのが、リラ君と一緒にいるのかと思ってね」


雰囲気や佇まいから、かなりの腕前である事が予想される。

やはり、普通の村ではなかったか。


「……それこそ、俺の自由だ」

「確かにな……だが、もしもリラ君を裏切る様な事をしてみろ……この村の全員が、お前の敵だ」

「……フン」


男に背を向け、ニーナがセーラを肩車し、エルムを左手で鷲掴みしているミアが、フェナを持ったリラとソラに絡んでいるのを見ながら、男に呟く。


「悪いが俺は、裏切る気等無い……あいつ等といるのは、意外と楽しいんでな」

「ハッ!そうかい、なら、ゆっくりしてくといいさ」


男の方を振り向かずに、リラ達のいる方へ、歩く。

あいつ等のいる場所が、今の居場所だから。


~リラ~


「うぅ……あ、リラさん!起きたんですね?お久しぶりです」

「うん、久しぶりだね、ヴィナちゃん」


泣きながら編み物をしていた、ヴィナちゃん。

村の教会で、司祭をしている女の子だ。

水色の髪をしていて、小柄で可愛らしいと、村で人気だ。

よく告白されては、断っている姿が見られる。

すでに、好きな人がいるらしい。

聞いた事があるが、教えてもらえなかった。


「そうだ、言ってなかったけど……私もリラに着いて行くから」


唐突に、ソラちゃんがそう言ってきた。

ちなみに、ソラちゃんの武器は、大剣二つだ。

正直、ライドさんには及ばないまでも、かなりの強さだと思う。

なので……


「そうなんだ、よろしくね?」


普通に返した。


「え?え?あの、着いて行くって……」

「あれ?説明してないのソラちゃん?」

「……忘れてた」


なら、しょうがないか。

僕も忘れる事あるし。

とりあえず、簡単に説明する。

①・勇者に選ばれた。

②・旅に出た。

③・途中、仲間が増えたり、いろいろあった。

④・頑張って、ここまで来た。

こんな感じかな。


「そうなんですか……な、なら、私も一緒に行っていいですか?」

「いいんじゃない?」


と言う訳で……仲間が二人増えました。

……これで、いいのかな?

リラ 「今回、ゲストにソラちゃんを呼んでみました!どうぞ!」

ソラ 「ソ、ソラです……う~なんか、恥ずかしい……大体リラが無理矢理連れてきたんじゃない!なんで私がこんな恥ずかしい思いしなくちゃいけないのよおかしいでしょ?何時もそうなんだから昔から何も変わらないでさなんなのよ私がどんな思いで一緒にいると思ってるの?女として少しは意識してくれないと傷付くじゃない!私ばっかりモヤモヤして馬鹿みたいじゃないのよ!何時もそうだけどさらに酷くなってるし―――」

リラ 「セーラちゃん、何かある?」

セーラ「……ぶい」

猫  【名前が欲しい】

リラ 「ここで言わないで下さい」

エルム【適当に誤魔化せ】

リラ 「え?えっと、じゃあ、次回予告しようかな?」

セーラ「……次回、予告は、所詮、予告」

ソラ 「それって、次回予告じゃないよね?」

フェナ【これで良いんです!次回もよろしくお願いしますね♪わんわん♪】

リラ 「こういうのをあざといって言うのかな?ま、いいか」

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