……ハッ!?寝てた!
新メンバー!
メンバーが、無駄に強い!
見覚えのある場所!
どうなる!リラ!!
「うっ……ここ、は……」
羽の生えた人が起きたようだ。
こら!セーラちゃん!羽を引っ張ったらいけません!
「大丈夫ですか?」
「……あぁ、大丈夫だ……君は?」
「リラです」
「……セーラ」
「ライドだ」
「ミアで~す」
それ以上でも以下でもありません。
この人、イケメンですね。
銀髪蒼眼とは……その個性が羨ましいです。
「それで、何故お前は襲われていた?」
「それは……」
おや?何か言えないことでもあるのですかね?
ライドさんとミアさんは、少し警戒しています。
「お腹が空いて……」
『……は?』
「お腹が空くと、力が出ないだろ?」
そこまで、お腹を空かせた事は……
「考えたら、お腹空いてきた……」
「……干し肉、食べます?」
「いいのか!?」
この人、返事をする前に食べてますよ。
聞いたくせに。
「リラは良い奴だな……よし、これからはリラを守ってやる!」
「……人間ではないが、人型が新しい仲間か……ふぅ」
ライドさんが、年老いて見えます。
「それにしても、アンタってイケメンね?さぞかしモテるんじゃない?」
「ん?私は、女だぞ?あぁ、名前を言っていなかったな!私の名前は、ニーナだ!これからよろしく頼むぞ!」
女なんですか~
……え?
「うっそ!?女!?マジで!?」
「……また、個性的な」
「……干し肉」
「わふ!」
「世の中、不思議ですね~」
~フェナ~
(新しい仲間が増えましたが……こんなにカッコイイのに、女性なのですか……でもでも、いくらカッコ良くても、リラさんにはかないません!そして、その干し肉分けてください!小腹が空きました!)
~ニーナ~
いや~一時は死ぬかと思ったけど、リラ達に会えたからラッキーだな!
それにしても、一目見て女だとわからないのか?
まあ、同族には男だと思われていたし……変わらないか!
それに、リラみたいな男と一緒だと、面白そうだしな。
……もしかして、こういう喋り方だから間違えられるのか?
わからん。
「戦闘中に考え事はやめホワッ!?地面が!地面がぁ!!」
「……ふふ」
リラは、面白いな~
リラは、私と一緒にマリスト・オーガと戦闘中だ。
「笑ってないで助けて!!」
大丈夫だって、他の奴らが助けに……ん?
勇者は、デス・デーモンと戦闘中。
エルフは、フレア・サラマンダーと戦闘中。
魔女っ子は、ロック・ゴーレムと戦闘中。
スライムは、アイズ・ラットと戦闘中。
犬は、リラの懐で一緒に逃走中。
……私しか空いてないな。
てか、遭遇する敵がおかしくないか?
しかも、無傷で戦闘してるし。
皆強いな~
さて、助けるか。
~リラ~
潰される!
地面の染みにされる!!
誰か助けてぇ!!
「リラ!避けろよ!!」
「はい?」
物凄い悪寒が全身に走る。
本能に任せて、横に飛ぶ。
そしたら、文字通り消し飛んだ。
さっきまでいた直線、約二十メートルほどが、消し飛んだ。
「殺す気ですか!?」
「ワンワン!!」
「避けたから良いだろ?気にすんなよ!」
反省の色が無い。
くぅ、実力がある人は、これだから!!
「……なんだかんだ言いつつ、避けたよな」
「回避スキルだけは凄いよねぇ~」
「……お腹空いた」
全く!
……あれ?なんだか、見覚えのある場所ですね。
何ででしょう?
……そう言えば、猫さん、何処行ったんでしょう?
リラ 「はい!始まりました、後書きコーナー!いや~新メンバーのニーナさん!強いですね~あの消し飛ばしたヤツ!あれは、魔法の一種らしいですよ!名前をカオス・ストライク!味方を巻き込む可能性がある時に、使うモノではありませんね!!それにしても、最後の伏線(笑)なんでしょうね?」
セーラ「……にゃー」
リラ 「これだから、一人で喋ったんです!!」
猫 【我輩は、何時登場できる?】
リラ 「僕に聞かれても……」
フェナ【アナタ如きの出番など、存在しません!】
リラ 「フェナちゃんは、猫さんの事、嫌いなの?」
エルム【とっとと終わらせて帰るぞ】
リラ 「……了解」
セーラ「……次回、懐かしき故郷」
リラ 「……いいとことられた!?」
猫 【キメ台詞!】
フェナ【カッコ良く!】
エルム【華麗に!】
リラ 「無茶振り!?……次回も見てくれよな?見ないと、後悔するぜ?」
セーラ「……見てくれると、皆幸せ」