プロローグ
アンチ・デス・ゲーム第一弾のプロローグです。サバイバル感覚で楽しめます!
※プロローグは短めにしています。
「兄なんてもういいもん!!!」
そう言って俺の妹の花が家を出て行った。すぐ帰って来るだろうと思い、俺はバイトの準備を続けた。
「ヒック、ヒック… うわ〜ん!全部兄のせいだもん!!!」
と泣いている花に優しく歩み寄って来る、怪しいローブの男がいた。
「どうしたのかね?お嬢ちゃん。」
「おじちゃんだあれ?」
花は怪しんで、身を縮めた。
「おじちゃんはね、不幸な子を集めて、お金をあげる人だよ〜。」
「ふこお?」
少し、花の怪しみが薄くなったのをローブの男を見ると、口角が上がったように見えた。だが、花はそれを見ていなかった。
「そう。辛いなって思っている子を助けてあげるの。例えば、キミとかの子を。」
ローブの男は花に血のような色に染まった真っ赤なカードを渡した。
「なあに?これ。」
カードの裏を見ると、辛かったら、ここにおいで。と書いてあった。そして、ローブの男に質問しようと振り向いたが、そこには水たまりしかなかった。
「…あれ?」
どうでしたか?次回をお楽しみにしていてくださいね!