水月へ
魔王「逃したぞ! 追うか?」
ルミ「追いかけても無駄。 あの娘、無常の神が負けることを最初から知ってて転移呪文を出してたわね。」
トゥリ「ルミ、大丈夫? 怪我はない? あんな光線まともに受けたら死んじゃうよ」
ルミ「大丈夫、氷の壁が守ってくれた。」
トゥリ「よかった、怪我がなくて・・・!」
ルミ「トゥリこそ、大丈夫なの? 傷だらけじゃない。」
トゥリ「私はいいのよ! ルミが大切なんだもん。」
ルミ「それは私だって!」
アーサー「・・・それにしても、とてつもない被害が学校に出てしまいました。」
エリス「あいつら派手に暴れたわね・・・。」
アーサー「被害状況と残党がいないか調査します。」
エピクロス「皆様は保健室で一旦休んでください。私はアーサーと共に学校を見て回ります。」
魔王「やっとひと息つけるな・・・」
学校の保健室についたエリスと魔王はひと時の睡眠を得た。
アーサー「お目覚めのようですね。ご機嫌はいかがですか?」
エリス「一日休んだら大分良くなったわ、それより学校の状況はどうなのかしら?」
アーサー「被害は甚大です、校舎は新しく建て直さなければいけないほどに壊れかけていますし、魔法図書館の重要な本も半分ほど焼けてしまいました。」
アーサー「そこで魔王様方には私からのお願いがあるのですが、聞いていただけますか?」
魔王「どんなお願いなんだ?」
アーサー「水月にいる修復術で有名な奇稲田姫という人物がいます。その方に会って、魔法学校を元に戻してもらうよう協力を頼めないでしょうか?」
エリス「奇稲田姫ね。だけど協力してくれるかしら?」
アーサー「問題ないと思いますが、万が一断られそうな時はアーサーからの頼みと言っておいてください。」
魔王「お前、どんな権力者なんだ・・・!?」
アーサー「ただの教頭先生ですよ。」
魔王「・・・ちなみに水月ってどんなところなんだ?」
アーサー「水月は水の都とも呼ばれており、地獄では貴重な水資源を供給しています。観光名所は水面殿でしょうか?」
魔王「水の都・・・気になるな。」
エリス「魔王様、行ってからのお楽しみにしましょう。」
学校の平和は保つことが出来たことに安堵しつつ、我々は復興のために水月へと向かうのだった。




