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感情の話

真っ赤

作者: 龍夢

 坐骨神経痛が痛いから、痛みを感じながら私は心のなかで暴走する感情を感じていた。

坐骨神経が痛い痛い痛い痛い!!!!とにかく痛い!!!!真っ赤な炎のような柱を自らの上に燃え上がらされて私の内側が怒っていた。私はその赤い柱を美しいと思ってみていた。

 まえにもこんなことがあった。真っ赤な龍、真っ赤な炎を自らの内側に見て、怒りが美しいと思ったのだ。

 いや、怒りだなんて感情を言葉で表すことは本来できないんだ。感情に悲しみと怒りの境界線はなく、すべての感情は混ざり合っているから。ただ、真っ赤だったんだ。純粋な赤だったんだ。真っ赤で強い鮮烈な赤だったんだ。

 いまは不思議なことに激情も坐骨神経痛の痛みもない。たまに坐骨神経痛の痛みが出てくるんだ。でも、痛みがなくなって激情の暴風がはたりと何事もなかったかのように泣き止む直前、私はハイヤーセルフは私のことだけ考えている、ハイヤーセルフの言葉を誰から伝えられたとしても、ハイヤーセルフは私の喜びだけを考えている。なぜなら私もまた過去の私に、いままでの自分の失敗のすべてを伝えて過去の私は苦労をしなくて済むようにしてやりたいと思ったからだ。

 ハイヤーセルフは、未来の私だ。過去の私にとっていまの私とももっと未来の私とも言えるのだ。

だから、誰から伝えられたとしても、「いろんなことに挑戦して」というハイヤーセルフの言葉は、いまの私には意味がわからないが、挑戦し続けることでやってよかったと思う日が来るのではないかと思ったのだ。

 今の私から過去の私になにか言っても、過去の私はなんのこと変わらないと思う。でも、必ずそうしていてよかったと思える日が来ることを過去の私はわからなくても未来の私は知っているのだ。

 だからとにかく挑戦しようと思って、SNSサイトに会員登録をして、これからとにかくここに思いの丈をぶつけたり、思いつくままに挑戦してみようと思った。


 SNSに登録作業をしているうちに痛みも激情の嵐も収まっていたので、また書きたくなったら書こう。

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