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詩❲心理描写-暗❳

なきごえ

作者: 日浦海里

ないている

ないている


そうしなければいけないと

心がさけんでいるから

そうしなければいけないと

頭で理解して(分かって)いるから


よわよわしくても

ふるえていても

ほかのこえたちが

小さくなっても


みあげて

ないて


それだけしか知らないから

ほかのことなんて何もできないから



きづいている

きずついてる


ほんとうはそうしたいと

心がさけんでいるから

そうしなければいけないのにと

頭で理解して(分かって)いるから


よわよわしくても

ふるえていても

こころのこえが

大きくなっても


みおろし

ないて


それぐらいしかできないから

それいじょうなんて今はできないから


その手にふれたい

そう思ってるのに


ないている

きずついて


きづいてる

ないている


だれのために

じぶんのために

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― 新着の感想 ―
[一言] そのなきごえは、鳴き声なのか泣き声なのか。 「きづいている / きずついてる」のフレーズがとても印象的でした。 声を上げずに耐え続けることは、きっと解決策ではなくて、自分がここに居るのだと、…
[一言]  きづいてほしいからなくのか。  きづいてもらえないからなくのか。  きづいてもどうにもできないからなくのか。  みあげる視点も切ないですが。  みおろす視点のほうが、無力感が胸にきます…
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