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朝起きたら違う日本に転生してしまった件  作者: スターダム
一章 異世界なのか?それとも日本?
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第一話 ここがおかしいよ日本


いつもの風景、いつもの出来事何も不思議じゃない。


「おはよう、勇斗(ゆうと)


隣の家から(まばゆ)い光が放たれ家が爆発した。


幼馴染の優子が料理をミスったのだろう。


「優子お前、ダークマター作ったんじゃないのか?」


「いやね、そんな物作るわけないじゃない」


優子と学校へ行くと学校では同級生が待っていた。


そして、歴史の授業を受けたところ異変に気がついた。


「ラグナロクによると織田信長(おだのぶなが)は古代兵器グンニグルを用いて今川義元(いまがわよしもと)の最強のアイアンゴーレムを打破ったと伝わっている」


「ラグナロク?なんだそりゃ」


「今更何言ってんだお前ももってるだろラグナロク教典」


「教科書じゃないんですか?」


黒竹光先生はとぼけた顔でこちらを覗き込んでいる。


「教科書?教典だろ?」


体育の授業も変だった。


「オワリエリアにて実技訓練を行う日本において今は第3次ナガシノ戦線の真っ只中だ織田陣営に参戦する」


脳みそが追いつかない世界が変わったような気がする。


優子は武装(ぶそう)に着替えて魔法のような呪文を唱えいる。訳がわからない学校が終わったら彼女に色々聞きたいことがある。


ここは本当に日本なのか、俺は俺なのか


考えれば考えるほどわからなくなる。


教科書で読んだ織田信長と会えるのか?そんなことを考えていると目の前に現れたのは大きな船だった。


「ウヌが新しい船員か?」


「これが古代兵器グンニグルのシステムを搭載された織田陣営の我々の最後の要、魔神織田信長だ」


「は?これが織田信長?」


「無礼者が!!この船の中には確かにワシの霊体が埋め込まれているから織田信長、その人だ」 


「よろしくね信長様」


優子がそう言うと船は蒸気の汽笛を鳴らし感情を(あらわ)にした。


「ういやつよ、はよう乗れ」


そう言われ武装に身を包んだ生徒たちは次々に乗り込む。


「うん、取り敢えず俺の知ってる日本ではないことはわかったわ」 


中に入ると中央の柱にピカピカ光るものがあるその柱から織田信長の声がする。


「うぬには軍神の魂を感じる」


「よくわからねえけど要は戦争に出るのか?」


「戦争なんて呼び方はやめんか、これは聖戦だ我々は徳川陣営と共に武田信玄と戦う」


「武田といえば騎馬隊だな」


「騎馬隊?うぬはわけのわからないことを申すな空中騎士団のことを言っておるのか?


「空中騎士団?」


「カラクリ甲冑(かっちゅう)を用いた飛行騎士団よ」


しばらくすると目の前に言っていたとおり大群が現れる。周りの生徒が外に戦闘に出るのを横目に勇斗は困っていた。


「信長のおっさんどうすりゃいいんだ?」


「うぬにあった武装を渡したいところだが」


「ないのか?」


「あぁ、あまりにお前の魔力が強すぎる」


「俺はどうすれば」 


「どうやらお前は顕現師(けんげんし)の才能があるようだ」


顕現師(けんげんし)?」


「うむ、お前ならわしの力をうまく使いこなせるだろう軍神の加護でお主自身がわしを鎧として着るのじゃ」


「よくわからねえけどよやってみるよ」


信長に言われたとおり詠唱(えいしょう)を始める。


「英雄の魂よ軍神の加護を受け継ぎし我に力を示せ顕現せよ信長ぁ!!」


詠唱を終わると船が巨大な鎧となって勇斗の体を支えた。


「我は織田信長よウヌらはこの魔神に歯向かうのか?」



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