Shining Universe(8)
更新いたしました。
(まず上空飛翔体中央に突入します)
(飛翔体突入、突き破りマザー本体に突入します)
(飛翔体高エネルギー反応、マザー制御出来てませんか?)
(飛翔体突破!、マザー左後方から突入します!)
(マザー、意識が統一されていません)
「いくぞー!」
(マザー本体突入、本体内空洞空間に達しました)
「マザー、聞こえているか・・今、君は誰なんだ・・プロフェッサー・エルベールなのか?」
(貴様らさえいなければ、きさまらを創造した全ての者が憎い・・)
(私は貴方ではない・・、貴方の欲や憎しみの感情にもう振り回されたくはない・・、もう貴方自身も貴方の娘であった者もこの世界には存在していないというのに・・)
(私は私だ私の理念は決して消える事は・・)
(消えろ、消えてなくなってしまえ!、俺達にはお前は必要でない)
(エルベール殿、終わりでござるよ・・)
(いやだ・・私はまだ世界の宇宙の深淵をまだ覗いておらん・・・・・)
(宇宙に理に触れたいから我々を生み出したのですか?違うでしょう・・人間の知識をつき進めていく欲望の果てに我々は生み出されてきたのだ)
(私は・・・・・・・・・・・)
(・・・・・・・、ジミニーよおんよアイルよ・・我は暴走し制御を失った飛翔体を全力で制御しているが長くはもちそうにない・・、すまない・・この南極大陸は炎の中消え・・地球は一旦リセットされる事となるだろう)
「みんな死んじゃうって事なの」
(少なくとも陸上の生物は全滅するであろう・・)
「おん、アイル、何とか出来ないの」
(ジミニー、もはや制御は不可能の様です・・後何時間もたせられるか)
(一つだけ答えを見つけたわ、この有り余るエネルギーゆっくりコントロールしながら暴走させ大気圏外、いえ宇宙空間に到達させてエネルギーを使い切るか・・でも制御できずに爆発するか・・)
(我だけではそのような制御には限界がある、次世代型の貴方達なら制御できるのか?)
(出来る可能性は少しは高くなると思う・・、ジミニー貴方はアイルと共に皆のもとに行って)
「僕も一緒に行くよ、ずっと一緒だったじゃないか」
(宇宙空間ではジミニーを守り切れませんよ・・)
[おん、お前ひとりで制御できるのか?私も制御に加わった方か成功する可能性は上がるぞ、ジミニーはアイドに任せるから]
[アイル、お願いジミニーを守って]
[おん、あなた光子と同じことを・・]
[アイル、ここは私がおんとまいりましょう、姉さん、私も貴方を失いたくない・・]
[アイド・・、ジミニーを脱出させる最低限を残して全てをあなたにまかせるわ、ごめんなさい・・ありがとう・・]
「みんなで一緒に何とかしようよ、みんな何とか言ってよ」
「ジミニー、ここを脱出する」
そうアイルは叫ぶと、マザーから飛び出し離れていく、そしてマザーの頭の部分に白い頭がせり出ると同時にもの凄いスピードで上空に舞い上がった。
「おん、行くな・・必ず戻ってきて・・、おん!」
(ジミニー、ごめんなさい今回は守れそうにありません・・、ジミニー、ずっと・・ずっとあなたを愛しています)
数時間後・・、光子達と合流したジミニーは緑色に光り輝く宇宙を目をそらさずみつめていた。
Shining Universeの章及び本編の最終話となります。
次回は、おんやジミニー達のエピローグとなります、最後までどうかジミニー達を見守って下さい。




