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Shining Universe(7)

更新いたしました。


第9回ネット小説大賞一次選考通過いたしました、皆様ありがとうございました。

  ジミニー達は巨大なクレバスの地下深くを移動していた。

「海上までは躱しきれなかったね」

(ごめんなさい、低空であれ以上のスピードでの旋回飛行は無理・・)

アイルが謝ると、おんがそれを打ち消す様に答える。

(最高のパフォーマンスでしたよ、貴方がいなければ私達だけではあの光に焼かれていました)

「このクレバスも直ぐに溶かされそうだね、なんとか真下迄移動出来たらなあ」

(氷壁に穴を掘って近寄りますか?)

(熱を出すと上空から位置がバレますし・・)

「振動で、掘り進んだらどうかな?」

(氷に閉じ込められてしまいますよ)

「・・その時は溶かせば良いよ」

(シールドマシンにChangeしましょうか?)

(かなりの硬度が必要ですよ)

(氷相手なら何とかなるでしょう、もうこのクレバスはもちません、行きますよ)

アイルがシールドマシンにChangeすると氷壁に横穴を開けマザーの方向へ掘削を始めた。



マザーは一時的な混沌の中にいた意思が一つにまとまらず並列意思ではなくアイルの様に多重人格化していた。

(あやつらを始末すれば・・、悠久の時間を使い科学を突き詰め行くことが出来よう、その足懸かりは既に得た・・、あ奴らを始末すれば・・)

(私はそのようなものを望んではいない・・、人間はなぜ私達を生み出したのか?)

(道具として使うためだよ・・)

(道具として使う為なのに・・何故私達に意識を与えたの・・)

(人間は貪欲で常にその先へその又先に向かおうとする生き物だ・・、その結果だよ・・)

(知能を持った有機生命体がこの宇宙に現れるのは理解できる・・、しかし彼らは何を目指しているの・・私達Guardianはなぜ生まれてきたの)

(それは必然でこの宇宙の理じゃないのかな・・、わからないが・・)

(もうこれ以上の攻撃はやめるべきです・・熱暴走が始まります・・未完成の新素材が全てのエネルギー反応を解放してしまいます・・)

(もう少し・・もう少しで・・)

マザーの攻撃も限界が近づいて来ていた。



(ジミニー、もう少しで真下だよ)

「ありがとうアイル、このまま一気にマザーの中に突っ込もう、そして・・もう一度だけ話し合ってみよう」

おんが問う。

(マザーに吸収され同化させられたら、マザーが意識を無くしていたら・・)

「その時は・・、眠らせてあげられないかな?」

(機能停止させるって事ね・・、それとマザーは私達次世代型を同化させられないわ)

「え、?」

(最小単位のサイズが違い過ぎるから)

アイルの言葉にジミニーは決断する。


「マザー内部に突入しよう」


そしてこれがジミニー達の最後の闘いとなる・・。







最終章・・、最後までどうかジミニー達の活躍にご期待ください。

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