Shining Universe(6)
更新いたしました。
「ジミニー、二人はイチローとジロウが安全圏迄後退してもらってるわ」
「すまない不覚をとった・・」
アイルがアイドがジミニーのもとまで駆け付けてきた。
(すぐに、私達と一体になって下さい)
おんが二人にいきなり頼み込む。
「え、了解」
アイル、アイドが飛行ユニットとなってジミニー達に合体する。
(敵地下施設地下より巨大なエネルギー反応!、浮上してきます)
黄金色に輝く400メートルは有ろうかと思われるゲル状の物体が建物を破壊しながらマザーを中央に乗せる形で上昇してきた。
「あれは何?」
ジミニーが問いかける。
(推定ですが、あれも未完成のGuardianの素材ではないかと思われます)
おんに続いてアイルも。
(ジミニー、あれは多分次世代型の作成を試みた素材だと思う失敗しマザーのエネルギーと知識のバックアップに使われていたんだと思う)
更にマザーを乗せたまま数百メートル上昇し止まりマザーが動き始めその右腕を天にかざしたそして・・その腕から光が放たれたとたん空に星の様なものが光った。
(私達が使用している上空の研究用発電システムが破壊されました)
おんが驚き報告する。
「お前達次世代型に散々やられたが・・ここまでだ、全てのエネルギーの供給を止めさせてもらう」
マザーが言葉を発した。
「お前はプロフェッサー・エルベールなのか?」
ジミニーが叫ぶ。
「私はもはやプロフェッサー・エルベールではないがプロフェッサー・エルベールの最後の意思に基づいて行動している」
「最後の意思って・・」
「邪魔な次世代型を破壊もしくは吸収し、信彦より得た知識を活用しGuardianの素材を大量に生産し地球そのものと私は同化する」
「みんなは、この地球に住む人々はどうなるんだ!」
「この惑星にもはや知的生命体は必要ない私がGuardianが地球となるのだ」
「そんな事はさせない、僕たちもみんな必死で生きているんだそんな事は許されない」
「人間がこの惑星の王であった時代はとっくに終わりを迎えていたんだよ」
(マザー、一つの個になってしまうなんて・・私達の存在意義はどうなるのですか?)
「時間は無限と言ってもよいほど有るのだ、新たな存在意義を見つければ良い・・、お前たちの知識はいらぬその素材ももはや必要ない終わらせよう」
そう答えると、マザーはその全身から鋭い触角をハリネズミの様に伸ばしジミニー達を攻撃する。
(切断しようがどこまでも伸びて追いかけてくる)
アイルがフル加速で上昇し逃げる。
(ジミニー、とりあえず上昇できるまで上昇しましょう)
おんがジミニーを導く。
「駄目だ、いやな予感がするんだ水平にイチロー達の反対側に低空で退避する」
高度を下げたその時今度は光の束がジミニーを襲い振り下ろされてくる・・しかし周りの氷の山脈ぶつかりその氷を蒸発させていく。
「隠れる所が無いと直撃を食らいそうだね」
アイルが山脈の影を利用し巧みに迂回する。
おんがジミニーに。
(あれほど広範囲に出力できるとは・・、上を取らなくて正解でしたが今度はマザーが上を取ろおとしてきます)
マザーが更に上昇し始めた。
「隠れる場所が無くなるね」
(水上に、海に向かいます)
「そうだね、氷山の下に逃げ込むか・・、かなり時間がかかるけど上手く脱出ルートを計算してよ」
マザーは既に数千メートル迄上昇して光の束を放つ。
海上まではまだ数百キロ・・死角は徐々に減っていった。
最終章・・、最後までどうかジミニー達の活躍にご期待ください。




