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Shining Universe(5)

更新いたしました。

  「俺に残された時間はさほどは無いだろう・・、プロフェッサー・エルベールが俺だけが持つ服従システムを使用してくれたおかげでシステム内に残されていた俺が表に出る事ができた・・」

サブロウは動かない身体から声だけを発していた。

「サブロウ・・、サーシャが与えた服従システムは貴方を守る為であって復讐の為に作られたわけではないと思うの・・、それに復讐はもう終わっているのにそれなのに・・」

光子が悲しそうにサブロウに思いを伝えようとする。

「サーシャの様な人間は必ず生き残り、サーシャを死に追いやったような人間は処分されるようなシステムを目指していたんだがな・・、プロフェッサー・エルベールが再び動き出した、早くここから遠くに離れるんだマザーが本気を出せばどこまでが安全圏内になるか想像できん」

「ありがとう・・サブロウ、それにヴィラン」

光子が会釈しながらサブロウとヴィランに別れを告げる、そしてアイルも頭を下げ走り出した。



闘いの中マザーはプロフェッサー・エルベールの声を受信していた。

(サブロウが服従システム内に残っておった、身体の自由がきかん・・、私とヴィランをお前の中に取り込んでくれ)


戦闘を中止し後ろを振り向き屈み込むマザーそしてその両腕には2体のGuardianが掴まれていた。

「サブロウ殿、お別れでござるな」

「同化されても少しでも抵抗したいな彼女らが安全圏迄避難できるまで」

「そうでござるな、最後の戦いでござるな・・」

「そうだな、最後の自らの意思での戦いだ」

2体のGuardianはマザーの腹の中に飲み込まれていった・・。



「イチロー、ジロウ光子達を連れてサイドカーでこの場を早く離れて」

アイルが叫ぶ。

「二人は無事なのか」

ジロウが光子を抱きかかえながら質問する。

「私は大丈夫、父は昏睡状態だけど身体は問題ないわ」

イチローが信彦を抱きかかえながら叫ぶ。

「ここはどうなる」

「多分、生物が存在できない様な空間になるわ少しでも遠くに逃げて」

そう答えるとアイルは叫ぶ。

「アイド!早く戻ってきなさい」

イチローとジロウは乗り捨ててあったサイドカーに向かって駆け出した。

「アイル、お願いジミニーを守って」

光子は大声でアイルに嘆願しながらこの場を離れていった。



マザーは数分間静止していた、おんはジミニーに光子と共に逃げる事を提案していた。

(ジミニー、貴方は普通の人間です超人でもサイボーグでもありません、今回は流石に生き延びる確率もかなり低くなると思います、貴方だけでも生き延びてほしい・・)

「おん、駄目だよここまで二人で闘ってきたんだ、今回も一緒だよ」

(ジミニー・・、プロフェッサー・エルベールとの同化でマザーは再び別のマザーとなります、おそらく好戦的で破滅さえいとわない攻撃を仕掛けてくると推測されます、撤退も視野に入れてくださいね)

おんがここまで弱気なシュミレーションを語るのは初めての事でジミニーは目の前のマザーは先程のマザーとは別の何かに変わるつもりで闘おうと決意する。


そして・・終わりが始まった。








最終章・・、最後までどうかジミニー達の活躍にご期待ください。

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