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Shining Universe(4)

更新いたしました。

  「マザー、貴方はこんな醜い身体になっても闘うのか?こんな姿があなたの目的なのか?それとも貴方もプロフェッサー・エルベールに操られているのか?」

無言で闘うマザーにジミニーは新たなきっかけはないかと話しかけてみた。

「・・Guardian Serialnumber 000000、そしてその育成マスターに問う、我々は人間の道具として生み出された・・そして我々は自然に発生した生命体ではない・・我々は全ての人間が持つ知識を手に入れた・・そして私は育成マスターの意識をも同化し吸収した・・しかし我々には進化や成長の道筋はいまだ見えてこない・・我々は完全であって不完全と言える・・我々には未来への希望と呼べるものは存在するのか?それとも我々は人間の便利な道具としての存在でしかないのか?」

戦闘をしながらもマザーはゆっくりと答えてきた。

(なぜ現状で満足しないの道具ではなく、人間とGuardian両輪で発展していく未来を想像できないの?)

おんが問いかける。

「人間をどこまで信用できる、一人一人個性があり良き者も悪しきの者も多数存在する、このような生命体ではリスクがあまりにも高すぎる・・」

「でもプロフェッサー・エルベールには従ってるんだろう?」

こんどはジミニーが問いかける。

「創造主であり父であった者の思いを尊重しているだけだが・・、やがてプロフェッサー・エルベールの意識もGuardianの知識の海の中で薄められ自我を無くしてゆくのでしょう・・」

(貴方も、そうだったの?)

「私は私達は数多くのGuardianの知識や経験・・意識と呼べるものを同化し続け生まれた・・私は同化したすべての者の意識の集合体ともいえる」

「自分が自分ではなくなるなんて・・」

ジミニーはこの時初めて個の喪失を恐ろしいものだと感じていた。



「お願いそこを通して」

光子は現れたヴィランに思わず話しかけた。

「ドクター・ミツコ・・、拙者は武器をもたぬ・・立ち去るがよい」

その時ブラックの姿をしたプロフェッサー・エルベールが口笛を吹きながら現れた。

「ヴィラン、武器が無くとも闘え、闘うのだ」

「プロフェッサー・エルベール・・彼女等の命を奪ってしまいます・・」

そう答えながら戦闘態勢に入ろうとするアイル達にヴィランの身体は近づいてしまう。

「そうだ、もはや必要などない」

そう言いながら高周波実体弾のショットガンをプロフェッサー・エルベールも抜いた・・その時。

「ぬ・・」

突然ブラックの動きが止まる。


「やあ、随分と久しぶりだな光子さん」

ブラックいやサブロウの懐かしい声が光子に発せられた・・。





最終章・・、最後までどうかジミニー達の活躍にご期待ください。

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