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Shining Universe(3)

更新いたしました。

  「マザーよ、私を回収してくれ!」

プロフェッサー・エルベールが叫ぶと幾つかの壁が壊れ赤い巨大などろどろの手が伸びてきた、その手はプロフェッサー・エルベールとアイドを鷲掴みにしていった。

「おん、あれはなんだ?」

(只今解析中です)

「追いかけるぞ」

ジミニーは腕の消えた方へと駆け出した。



「どうだ、このくらいの大穴を開けておいたら脱出しやすいだろう」

イチローはジミニーが飛び込んだ亀裂をさらに大きく広げていた。

「いけない、兄さん離れて」

ジロウは建物の揺れの急な変化を危険と感じとって叫ぶ。

その時、建物の全ての天井が吹き飛んだような巨大な穴が開き、赤いどろどろのマグマの様な巨体が起き上がってきた、その立ち上がった巨体は100メートルほど高さとなり頭はなく両肩の先に巨大な角の様なものが見えた。

「これはとんでもない事になりそうだな・・」

離脱したイチロー達は目の前の光景に対応できずにいた。



「冗談じゃない」

アイドはその身体を変形させプロフェッサー・エルベールとマザーの隙間から離脱する。

そこへ反対側のマザーの腕が高速で迫り弾き飛ばす、アイドの身体ははるか彼方まで飛ばされていった。

「マザーよ、よくやったこれがお前の力のほんの一部だ」

プロフェッサー・エルベールはマザーから降りるとマザーを見上げながら笑った。


(ジミニー、敵の意識が少しでもアイルに向かない様に注意をひいて下さい)

「わかった、頑張ってみるよ」

ジミニーは今できる最高の加速でマザーの身体を駆け上がり両肩の角の真ん中に超電磁杭を打ち込む、しかし動きが止まった瞬間に周りから毛のような触手が生えてきてジミニーを包み捕らえようとする・・が回転しながら払いのけイチローやジロウの反対方向へ離脱する・・そこへ今度はハリネズミの棘の様に伸びた触手が襲い掛かってきた。

「躱せない」

左肩を球形の巨大いなシールドに変化させ棘をいなしながら離脱その身を守った。

「解析は終わった?」

(小型化できなかった不完全な次世代型といったところです・・、ただ巨大がゆえにその内包しているエネルギーは現段階では測定不能です)

「どう闘う?」

(・・今はとにかく時間を稼いでください、アイルかアイドが戦闘に参加できるまでは・・)



「何なのあれは」

外が見える位置にたどり着いた光子が叫んだ。

「マザーだと思います、隙を見てイチロー達と合流します」

アイルが小声で光子に説明した・・その時。

「ドクター・ミツコ、ここで再び出会うことになるとは・・」

ヴィランの姿がそこにあった・・。






最終章・・、最後までどうかジミニー達の活躍にご期待ください。

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