表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/93

プロフェッサー・エルベール(7)

更新いたしました。

  「ジミニーこれからどうしますか?」

おんがジミニーに尋ねた。

「当面はと言った言葉が気になるし、二人は決して協力はしないと思う」

「協力が得られなければ当面じゃなくなるか・・」

イチローが重い口調で答えた。

「あまり時間を空けては二人が危険です」

ジロウははっきりと現状を分析していた。

「私が、私とアイドで潜入しよう、少しでも隙間があれば私達は潜入できる、おんが以前コロニーでやった様に」

アイルの言葉におんが答える。

「私も行きましょうか」

「いや、マザーを欺く為にもおんは私の姿に分裂して正面からゆっくり攻略くれないか?」

「分裂ですか・・」

「身体を二つの意思に分裂するのが嫌いなら、足先でロープみたいに目立たない様繋いでおけば良いよ」

「そうします・・」

「とにかく、私が以前いた所だ任せてほしい」

「そうだね、すまない・・、でも危なかったらすぐに連絡してくれ・・」

「旨く行きそうでも陽動が必要で連絡する可能性も有るわ・・任せてよ」

そう言うとおんと二人で基地に向かって加速していき、その後離脱し再びおんとアイルとして侵入口に向かって皆と合流してきた。

「じゃあ皆でChange(変身)しよう」

再びジミニー達は戦闘態勢に入った。



「プロフェッサー・エルベールお呼びですか」

ヴィランが一礼して研究用作業部屋に入ると奥のカプセルの中には信彦が横たわっていた。

「ヴィラン問題はないか?、ドクター・ミツコはどうしてる」

「はい、問題ありません、ドクター・ミツコは警備アンドロイドに見張らせて作業部屋に閉じ込めております」

「私はこれからしばらく抽出変換装置の調整にかかりきりになる、お前はマザーの元に行き外の連中の対応を頼む最悪の時にはドクター・ミツコを盾に交渉しろ、それでも攻撃を仕掛けたらまだ完成しておらんがマザーを戦闘モード変えても構わん、マザーも了承している」

「拙者が判断してよろしいのですか?」

「信彦の持っている知識があれば・・、マザーを次世代型と同様に完全な形での身体を与えられるはずなのだがな・・」

「自由に身体を変化できるようになるのでござるか?」

「今のままでは残念だが大きさは変わらんが・・対等には戦えるはずだ」

「では、そのようにお伝えするでござる・・」

「いや、私はもうGuardianだぞ・・全て伝えておる・・、この抽出変換装置の調整に集中したいだけだ」

「ドクター・ミツコは最悪の場合どのように・・」

「まだ、これからも良い閃きを起こせる人材だとは思うが・・奴らの手に渡る様なら処分せよ」

ヴィランは一礼して研究用作業部屋を離れた。



(さて、潜入はしたが・・暫くはセンサーだけが頼りだな・・、上手く相手のセキュリティを騙しきれれば良いけどね)

アイルは身体を伸ばせるだけ伸ばし静かにハッキングを開始した。





次回、ジミニー達の活躍にどうかご期待ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ