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プロフェッサー・エルベール(5)

更新いたしました。

 「間に合わなかったのか?」

熊タイプの軍用Guardianを撃破していたイチローがジミニー達に尋ねた。

「もう少しだたんだけど・・プロフェッサー・エルベールに・・ブラックになっていたエルベールに・・」

「ブラックの中身がプロフェッサー・エルベールになっていたの」

Change(変身)を解除したおんが悔しそうにイチローに説明した。

「サブロウはどうなったんだ」

「兄さん・・、多分意識を全て消されてしまったんじゃないかと・・」

「ジロウ・・、とうとう説得も出来ず袂を分かったままになってしまったな・・」

そして二人は見つめあい頷いていた。



「目覚めましたね」

ヴィランを覗き込む女性を認識すると答えた。

「ドクター・ミツコ・・、貴女がなぜ」

「何故貴方を助けたかって?」

「拙者は貴女をさらったのですぞ・・」

「その口調・・、懐かしいわ多分貴方の育成マスターを私は知っているわ」

「ストーミをマスターをご存じでしたか・・」

「・・彼女には北米での会議で度々会っていたわ、とにかくニンジャが大好きでよく話を聞かされていたわ・・」

「貴方もだいぶ初期型のGuardianね、ガスで眠らされてる時にその口調が聞こえてきていたのよ」

「そうでしたか、ゆくりと眠りにつくタイプのガスを使用していましたので」

「年寄りをきずかってくれてありがとう」

「・・拙者は今のマスターはプロフェッサー・エルベールでござる、それだけは忘れないでいただきたい」

そう答えると一礼し警備アンドロイドに囲まれている作業部屋を後にした。



「ここが、抽出変換装置だ」

信彦はプロフェッサー・エルベールに連れられて別の研究用作業部屋に案内されていた・・、そこには横たわった溶液で満ちているカプセルが中央にありその中には年老いたプロフェッサー・エルベールが眠っていた。

「こんなまだ完成もされていない装置を使ったのか?」

「ルミの時とは違う、忘れてしまった記憶迄も確かに蘇っているよ」

「お前は北米で死んだものだと思っていた・・」

「下半身を失ったがな、この世界の深淵を知るまでは死ねんよ」

「このような装置では・・昏睡状態から覚めることはないのだろう」

「何を言っている私はここにいる」

そう言うと高周波実体弾のショットガンをカプセルに放った、やがてカプセルは赤く染まりゆっくりと溶液が垂れてきた。

「なにを・・、お前・・自分を」

「あれは只の抜け殻だ、私はこのGuardianの身体を手に入れたのだ」


青ざめる信彦にプロフェッサー・エルベールは諭すように語りかけた・・。





次回、ジミニー達の活躍にどうかご期待ください。

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