プロフェッサー・エルベール(3)
更新いたしました。
「着陸できんぞ、そこをあけろ」
ヴィランがムササビタイプの軍用Guardianに怒鳴る。
ジロウのブラスター攻撃が無数に分裂した白骨の半分を撃破し、残る白骨は無人運搬機を盾にその攻撃を避けていた。
「五月蠅い、此処を離れたら狙い撃ちされる、この前の戦闘とは全然違うぞ」
役に立たないムササビタイプの軍用Guardianに見切りをつけヴィランは手動運転を自動着陸モードに切り替え外にいるアイドを振り払い無人運搬機を守り切るよう行動に移ろうとする・・ハッチを開けたその時、アイドがハッチから侵入を試みる。
「風神!」
腰に差した仕込み杖を抜刀し叫ぶ。
アイドの身体は真っ二つになり吹き飛ばされる、運搬機の上に飛び乗るとさらに叫ぶ。
「雷神!」
ジロウのブラスターの攻撃を全て相殺し更にムササビタイプの軍用Guardianに叫ぶ。
「そこをどけ、着陸の邪魔じゃ!」
そう叫ぶと今度はジロウに向かって再び抜刀する。
「風神!」
ジロウは先程の攻撃を学習して素早く抜刀の向きの垂直方向に回避していた。
「イチロー、援護する」
ジミニーが熊タイプの軍用Guardianとの間に割って入る。
「俺がどうにか抑え込んでおくからお前達は早く光子さん達の元に行け」
「わかった、頑張ってくれ」
そう叫ぶと一回転しながら右手の超電磁杭を伸ばし身近に見えていた数体の回転しているプラズマを発光体を破壊し離脱していった。
「頼んだぞ、ジミニー」
イチローは迫るプラズマの発行体を躱しながら一体ずつ撃ち落していく際どい闘いを再び続けていった。
「見えた・・ってアイド何真っ二つになっているの」
アイルがこちらに吹き飛ばされているアイドを見るなり溜息をついた。
「姉さん・・、御免・・出会い頭に攻撃を受けて」
ジミニーは飛んでくるアイドをそれぞれ拾うと背中に回しアイルと結合させた、その瞬間光り輝く飛行ユニットのエネルギーが増大するのを感じ取っていた。
「あの、Guardianを無人運搬機から引きはがす」
迫りくるジミニー達にヴィランの「風神、雷神」攻撃が放たれる。
「強いな、あいつ」
(かなり、変則的な攻撃を仕掛けています、接近戦でもあの仕込み杖は要注意です)
おんによる戦闘管制が始まった。
(風神?ってのはあなたは直撃されたらアウトよ、ジミニー)
アイルもアイドよりもたらされた情報をジミニーに伝える、更にその飛行ユニットの一部をジミニー両肩越しに丸いアスピスの副腕を展開し偏向シールドを発生させた。
「すまないアイル・・、いくぞ!接近戦を仕掛ける」
無人運搬機の上でのヴィランとの接近戦が始まる・・。
次回、ジミニー達の活躍にどうかご期待ください。




