プロフェッサー・エルベール(2)
更新いたしました。
先行するおんは敵本拠地前迄のクレバス等の障害物をアイルに報告して、昔大規模サバ―として使われていた建物の上空を偵察していた。
「いた、あの氷壁のむこうドローンタイプの無人運搬機」
アイルに伝えるとさらに上空へと飛翔しその姿を視覚にとらえる。
「無人運搬機の貨物室の上に何かしがみついている・・?熊タイプの大型軍用Guardian?骨格が銀色に光っている・・」
無人運搬機はおんに向かって一直線に迫ってきた・・、そして目の前まで迫て来たその時、Guardianの身体が輪切りになった様に分裂し回転しながらさらにプラズマを発光させながらおんに襲い掛かってきた。
「もう、このGuardianも無数に分裂して攻撃するの」
Guardianの攻撃を躱しながらおんは叫ぶ。
「ジミニー早く来て、このままじゃ間に合わない」
(あの、無人運搬機のコントロールを奪えばよいのですね)
アイドの言葉におんは驚く。
(どこにいるのよ)
(無人運搬機の下に取り付いています)
(え、いつの間に・・)
(姉さん達ももう到着します、手動運転に切り替わってます・・中にいるのは人間型のGuardianですね)
(中に光子達が居るの、破壊せずになんとかコントロールを奪えない?)
無数のプラズマの塊を躱しながらおんがたずねる。
(このまま着陸するまで待つしかありませんよ)
建物のドームが開き無人運搬機が着陸態勢に入った時ムササビタイプのGuardianがドームから姿を現した。
(これは着陸するまで待ってくれそうにありませんね・・)
その時、ムササビタイプのGuardianに強力なブラスターが撃ち込まれる。
「待たせたな」
Changeしたジロウの姿がそこにあった。
さらに、おんのいる空域でも眩い光が放たれた。
「おん、今の隙にジミニーと合流してくれ」
Changeしたイチローがおんに後退を促す。
おんの見つめるその先・・ジミニーは空を飛んでいた、アイルが推進力のある大きな羽へと変化しジミニーを高速移動させていた。
(おん、待たせたわね、ジミニーとChangeして)
「おん、いつものように一緒に闘おう」
「はい、ジミニー」
ジミニーとおんは戦闘形態へとChangeした、更にアイルが高速の飛行ユニットとなって更に合体する。
「いこう、おじいちゃんとおばあちゃんを取り戻すんだ」
ドームに降下する無人運搬機、時間はあまり残されてはいない・・。
次回、ジミニー達の活躍にどうかご期待ください。




