白い砂漠(5)
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「サブロウ・・、ああ、あの飛ぶ事も出来ない弱小性能のブラックの事か、作戦を遂行出来ずに逃げ帰ったので処分したよ」
ムササビ型のGuardianがせせら笑った。
「サブロウは決して弱小性能などでわない!」
イチローがジャンプして肉弾戦を挑む、しかし更に上昇してジロウを避けようとしたその時、イチローが眩い光を放ちさらに背後上空より身体を放電させ両手をスパークさせたジロウが両肩にチョップを放つ。
「お前こそ大したことないな」
ジロウは実戦経験の少ないであろうムササビ型のGuardianに言い返した。
両肩にダメージをおって失速しそうになりながらも更に上昇し安全圏へと脱出しようとする、しかしその隙を見逃さず今度はイチローがその全身からプラズマを上空に放つ。
「ぐわー!」
たまらず再び失速するその背中に再びジロウが飛び移り両手でその翼の部分を引き千切った。
地面にたたきつけられるムササビ型のGuardian。
「なるほど、この実践慣れしたコンビネーションがお前たちの力か、しかしそれでも私の方が貴様達より優れている」
そう叫ぶとその身体は四散しそれぞれの意識あるパーツが白熱の炎となってイチローとジロウを襲った。
金色の蝙蝠型のGuardianはさらに高度を上げジミニーやおん達が識別できる高さまで上昇した。
「ほう、あれがもう一体の次世代型Guardianですか・・」
「貴様、私ではなくGuardian Serialnumber000000と闘いたいのか?」
「そうですねぇ、貴方を倒した後に闘うとでもしますか、流石に次世代型2体同時は戦闘に特化した我々でも荷が重いですからね」
「ほう、えらく上からの物言いだな、戦闘だけでも私達は従来型などに後れを取ったりしないよ」
「果たしてそうでしょうか?私達究極の軍事Guardianその力試させていただきます」
そう言い放つとその身体は眩しく金色に輝き無数の小型の金色の蝙蝠に分裂していった。
四方から蝙蝠がアイルの身体を包み込むように襲い掛かってくる、そして食いつきアイルから電気エネルギーを奪い取っていく。
「貴様!」
アイルは逆に更に高出力のエネルギーを放ち蝙蝠達を弾き飛ばす、しかし蝙蝠達は再び何事もなかったかの様にアイルに襲い掛かってくる。
「どれが本体だ、それとも全てが本体か?」
加速し躱そうとするが他の蝙蝠が回り込んでくる。
「しょうがないわね、アイド出番よ」
アイルもまた黄金色に光り輝き2つにその身体を分裂した。
「姉さん、これを何とかしないといけないのか?」
アイドは姉の無茶ぶりにとても悲しそうな顔をしていた。
南極でのジミニー達の活躍にご期待ください。




