凍結された想い(2)
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黒いクリスタルのGuardianと左右青と赤のクリスタルのGuardianが高速で戦い交差しあう。
(サブロウお前と雌雄を決する戦いを俺がやる事になるとはな)
(ふ、お前が軍用Guardianになる事を選んだ事が驚きだよ・・、大人しいGuardianだと思っていたのだがな・・)
{・・こちらの方が地だよ、Serialnumber000001だったからな色々と周りに気を使っていたのさ)
(演じていたのか・・、貴様が平和利用の有効性を訴えても・・それでも軍用Guardianは生み出されてしまった・・、一部の人間の欲と悪意によってな・・)
(人間てやつはって、俺も思っていたよ、でもな・・馬鹿かって程のお人好しで穏やかな時間と日常を守り続けている人々も沢山存在する、彼等と接する機会の多かった俺はこちらの姿こそが人間の本質で欲にまみれた人間達はその置かれた環境によって生み出されているのではないかと思うようになった)
(ふ、穏やかな環境で育った者からでも欲と悪意を持った人間は生まれてくるよ、我々に管理されないと破滅への道を進むだけだ)
(その考え方、お前の嫌う欲と悪意を持った人間達と同じなのじゃないのか)
(馬鹿な我々にはマザーによる最適解の答えを導き出してもらい実行する・・ただそれだけだ悪意も欲もない)
(俺達が頂点に有るなんて思ているんじゃないだろうな、我々を創り上げた人々は共に歩んでいける仲間・・新たな人工生命体として我々を生み出したはずだが)
(ふ、人間は我々を仲間などとは思ってはいない、ただの便利な道具としか見ていないさ)
(人の思いと暖かさを忘れたのか・・、ひねくれやがって!)
(人の悪意はそのような感情も無に帰す、救われんよ)
(だから仲間であるアイルも救われないあんな姿にアップデート・・、いや改変したのか)
(一から生まれ変わってもらっただけだ)
(自分達の都合の良い軍用Guardianとしてだろう、アイル・・泣いてたぜ)
(推測だろう、何が言いたい)
(ジミニーがおんが、必ずアイルちゃんを返してもらうさ)
ブラック、サブロウは答えずその身体を黒龍の姿へとChangeさせてイチローへの回答とした・・。
「さあ、育成フィルターの取れたSerialnumber000000よ最後の戦いだ、どちらが上か次世代型Guardianの戦いを楽しみにしていたよ」
「私は戦いません・・、私はジミニーと同化しジミニーを補佐していきます」
「なに、馬鹿な人間主導でコントロールを・・私が人間などに負けるものか、同化せずに戦え」
「いえ、この方が私単体より遥かに上です・・、すぐにわかりますよ人間のジミニーの力が」
「アイルを取り戻させてもらう、お前はアイルに被せられた疑似人格に過ぎない」
ジミニーの言葉にアイドは明らかに怒りを見せ。
「私は私だ、貴様ごと消滅させてやる」
そう叫ぶと金色に輝くクリスタルの身体が膨れ上がり中世の甲冑に羽が生えたような姿へと変わっていった。
ジミニーとおんとのこの日本での最後の戦いが始まった。
日本編最後となるジミニー達の戦いと活躍にご期待ください。




