欲望の果てに・・(5)
更新いたしました。
どうかご一読よろしくお願いいたします。
イチローとジロウ互いに赤と青のクリスタル左右の異なる軍用GuardianにChangeすると加速しレッドとブルーを一撃離脱を繰り返し翻弄する。
「舐めるな!」
ブルーが叫ぶと。それに呼応するようにレッドが叫ぶ。
「マザーより頂いたこの力、全て使いこなして見せるわ」
悪魔のようなその形態がさらに輝きを増しレッドは発火し灼熱の炎をまとい、ブルーは極低温となり空気中の水分が結晶化しダイヤモンドダストが発生していた。
「馬鹿な!、そんな形態永くはもたないぞ!」
ジロウ加速中でありながらも思わず叫んだ。
捨て身のレッドとブルー攻撃がイチローとジロウを襲った・・。
渓谷へとシルバーを誘い出したジミニーとおんは遂にシルバーの車輪の様な形態を止めることに成功していた。
「ふ、誘い出したつもりだろうが・・、計画通りとなったよ・・」
シルバーのロブスターの様な悪魔の如き顔が微笑んだ。
「なに?」
ジミニーが問いただすとおんが叫んだ。
「いけません、レッドとブルーが・・」
「邪魔はさせん、お前達にはまだ此処に居てもらおう」
シルバーの超電磁棒を構えると上空に跳躍すると駒の様に廻り渓谷を崩しジミニーとおんを生き埋めにした。
「直ぐに出てくるだろうが・・私の目的はお前達の足止めだ、レッドとブルーの邪魔はさせない」
シルバーかまえを解かず渓谷だった足元を見つめていた。
(ジミニー、すみませんイチローとジロウの戦闘の分析に集中しすぎていました・・)
(向うで何が有ってたのかい)
(推測ですが・・レッドとブルーは身体に取り込んだ次世代型Guardianの素体を化学反応させ一時的に戦闘力を数倍高めているようです)
(早く応援に行かないと!)
(シルバーも同じように戦闘力を高め救援に向かわせない様な戦いを挑んでくるでしょう)
(おん、どうにかならないのか!)
(現状では目の前のシルバーを短時間で倒すことも困難と思います・・)
(駄目だ!あの二人が居なくなるなんて事・・絶対に嫌だ!僕にとってあの二人はもう家族なんだよ!、助けたいんだ・・おん・・)
その時ジミニーに再び、おんの中から【ピローリン♪】と音がした。
「現在の育成マスターの危険を除去するためにフィルターを解除します、Guardian Serialnumber000000の残されたフィルターを最上位にまで開放いたします、【育成マスター】よろしいですか?このフィルターを外す事によって記憶の統合が行われ育成マスターの考えに反する行動をとる可能性も含まれておりますより詳しい説明が必要ですか?」
ジミニーは迷いなく即座に実行させた・・。
おんは、光輝くと一気に土砂を突き破りシルバーを見つめ叫んだ。
「ミュー・・、私が愛育し・・そして私のかけがえのないパートナー・・ミューの仇!」
次回、再び新たな おん の活躍をお待ちください、よろしくお願いいたします。




