欲望の果てに・・(4)
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よろしくお願いいたします。
レッドの超電磁洋弓銃を躱し懐に入り込もうとするイチロー、そしてついに潜り込む事に成功したその時レッドの身体が赤く光り輝きその人形のような形態が硬い外骨格の多数の体節を持つ鎧に覆われた形態に変わりその顔は百足の様な悪魔の如き顔へと変わっていった。
「なんだ、その醜い姿は」
イチローがそう叫んだ時、レッドは多数その身体に形成された棘を飛ばしてきた、慌てて距離を置いて上空に躱しその足元の森林がたちまち火に包まれた。
「自己反応性物質を生成しているのか?」
レッドだったものは再び棘を形成すると今度は全方位に対して棘を飛ばしてきた。
イチローは手当たり次第に手刀で木々を切り裂き棘にぶつけ、更に大きな長い木の枝を切り裂きバットの様に振り回し活路を見出していた。
「ふ、躱しましたか、何時まで持ちこたえられるでしょうかね」
レッドだったものはイチローとの間合いを再び縮め攻撃を繰り返していった・・。
ブルーと対峙するジロウ、ここでも超電磁鞭の先端を器用に手刀で弾き飛ばされたしまう事に業を煮やしたブルーはその身体を青く光り輝かせその人形のような形態が硬い角質化した丈夫な鱗状の鎧に覆われた形態に変わりその顔は鰐の様な悪魔の如き顔へと変わっていった。
「何故そんな形態に・・」
戸惑うジロウにブルーだったものは両手に鞭、そしてその口からは鞭のような形状のその先端には強力な牙を持つ三つ目の鞭を振るって襲い掛かってきた。
変幻自在に襲い掛かてくる鞭にジロウは木々を縫うように移動し不規則な回避行動をとった。
「そのような木々など何の障害にもならんよ」
邪魔な木々をなぎ倒しながらジロウを追い詰めていった。
加速状態に入ったシルバーだったものは、空中で超電磁棒を鉄棒のように回転しながら大きな車輪の様な形態になり、ジミニー達に襲い掛かってきた。
(ジミニー、迂闊には近寄れません)
(これで、時間を稼ごうとしているのかな?)
(攻撃的でいて、実は防御に特化した行動ですね)
(躱すことは難しくないけど・・、おん、良い方法はないかな?)
(二人を信じて谷あいの狭い場所に移動しましょう・・)
(そうだね、狭い場所で格闘戦に持ち込もう)
二人は途中で見かけた渓谷に向かって退避行動をとり続けた。
そして戦いが続く中、時を同じくしてイチローとジロウは叫んだ。
「Change!」
イチローとジロウの反撃が始まる。
全てを出し尽くすかの様な戦い、ジミニー達の関東での次なる活躍どうかご期待下さい。




