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Land of the Rising Sun (6)

更新いたしました。


少し長めです・・

  「・・お、動いた」

ジミニーは故障してそうにないロボットの中でおんになるべく最近充電が切れている家庭用のロボットを選んでもらって充電をしてもらっていた。

「ダイジョウブデスカ?キュウジョヲモトメテイルヒトハイマセンカ?」

愛嬌のある姿をしたそのロボットは、ジミニーを認識すると直ぐに喋り始めた。

「大規模防災モードだから人命救助が最優先になってるから、解除されるまでは他の仕事はやってくれないよ」

加藤はジミニーに説明した。

「僕たちは避難したいんだけど案内してくれないか?」

ロボットにジミニーは語りかけた。

「ヒナンジョニアンナイイタシマス」

ロボットはそう答えると足元から補助輪を出し障害物を避けながら進みだした。

「なるはど、まずこの地域の避難所に行ってみるって事だね」

加藤もロボットに付いて歩きだした。

「おんとジロウは、無人運搬船を沖に入って沈めておいてくれないかな?、イチローは僕たちと距離をとって付いて来て、おん達と上手く合流しておいて下さい」

ジミニーがそう言うと3人は頷くきその場から消えていった。

「あの三体のGuardian、我々の知るGuardianとは全く違ってるな」

「ええ、あの3人は特別仕様みたいですから・・、でも私達が戦ってきたGuardianも特別仕様なんですよ」

「通常兵器を装備しているだけの我々ではまるで歯が立たないという訳か・・」

加藤は少し悔しそうにしながら頭をかいた。



高台の街が見渡せるその場所にその避難所は有った。

「多分ここは津波対策の為に作られた避難所だな」

加藤はジミニーに説明した。

「・・ツナミですか?」

「我が国は地震が多くてね、しかしやはり誰も居ないな人の気配もない」

「はい、備品を保管していた倉庫も開いたままで空っぽですね」

「ココで、ダイジョウブデスカ?」

ロボットが二人に聞いてきた。

「大丈夫じゃない・・、人の居る所に避難したい」

ジミニーが困った仕草をしながら尋ねた。

「カナリキョリガアリマスガダイジョウブデスカ?」

ジミニーと加藤が目を合わせ頷きながら。

「案内してくれ」

と答えた。



大丈夫かと何度も尋ねるロボットに大丈夫だと言い続け一晩中月明かりだけの山道を歩き通した。

「ジミニー君、本当に大丈夫かい?」

「はい、加藤さんも大丈夫ですか?」

「はは、昔の山中での訓練を思い出すよ、大丈夫だよ」

そのまま朝を迎え二人は朝食を取る事となった。

「すいません、又非常食を分けて頂いて、僕からは魚の干物だけで・・」

「魚の干物は贅沢品だよ、自分で食料を確保していたんだろう?」

「皆にも困った時は手伝ってもらてましたから」

「君を育てた御老人達は素晴らしい人達ばかりだったんだろうな」

「変わった人達ばかりでしたよ」

「変わったGuardianの生みの親達か、何故我々は道を間違えてしまったのかな?最初は素晴らしい科学の成果だと皆思ってたんだけどな?」

「Guardianが裏切ったというか人間に裏切られたというか、お互い憎しみ会って、感情を人以外が持つことを許せない人が権力を持った人に多かったとか、僕も色々考えてみたんですが・・」

「その代償は今のこの状態だからな・・、日本にいたGuardian達は頑張ってくれていた、ロボット達もね、それが最後には裏目に出た・・、神の矢の一斉攻撃だからな・・、そして標的にされた日本のGuardian達は自ら人の居ない爆心地に立ち破壊されていったんだよ・・人々を守る為に・・」

「そんな事が・・」

「さあ、頑張ろう、目的地までもう直ぐみたいだぞ」



もうしばらく歩くと山奥の鉱山の跡地らしき山村が見えてきた。

「人影が・・」

ジミニーが喜びの声を上げた。









ジミニー達の日本編での活躍どうかご期待下さい。

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