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Land of the Rising Sun (2)

更新いたしました。


船旅の始まりです。

   「漂流しているみたいですが、大丈夫ですか?」

どこからか声が急に聞こえてきてチェンエン達は耳を疑いキョロキョロと周りを見渡した。

「あ、光学迷彩を解きますね」

羽の生えた大きな白い饅頭の様な物が上空に現れた。

「・・ああ、、」

ズーチンは訳の分からない叫びを上げると子供をしっかりと抱きしめた。

チェンエンは意を決して尋ねた。

「貴方はGuardian様ですか?」

「はい、Guardianですが・・そのコロニーとかのGuardianではなくて・・その・・現在は敵対関係にあるGuardianです」

「え、まだ前の大戦に居た人間側のGuardianが生き残っていたのですか?」

「はい、我々が最後の本来のGuardianとなるのでしょう。これは、無人運搬船の様ですが何故貴方達が乗船されているのですか?」

チェンエンは自分達がプラントから脱走してきた経緯を白いGuardianに説明した。

「ありがとうございました。解りました、実は私達は日本に向かっている途中で乗り物を探している所でした、良かったら私がこの船に同化して正常な状態に戻しますので使わせて頂けませんか?」

「漂流しているのですから助かりますが、日本に向かっている人間がいるのですか?」

「はい、一人と私を含めてGuardianが3人となります」

「Guardianが3体もですか?凄い、その人はいったい何者なのですか」

「マスターは15歳の少年です。後は合流してからマスターに相談ください、私の事はおんとお呼びください、ではよろしくお願いいたします」

そう言うと、おんは無人輸送船に同化しジミニー達に最短で合流出来そうなポイントに進路をとった。



「初めましてジミニーと言います」

船に乗り移りおんとのChange状態を解くと3人にジミニーは挨拶をした。

「俺はイチローと言います」

「僕はジロウと言います、よろしくお願いします」

「私は再びこの船と同化します。航路を早めに話し合って下さいね」

全員が船内に入るとおんによって船の表面が光学迷彩にコーティングされ沖へと航行していった。


「チェンエンさん達は、今後どうされるつもりですか?」

「それがとにかく逃げる事だけを考えて・・その後の事はまだ・・もう戻ることも出来ません・・」

「この大陸を移動していた時に何箇所か前の大戦で生き残った人達がコロニーのGuardian達に見つからない様に隠れ住んでいた場所が幾つか有りましたが、内陸ですので此処からでしたらかなりの距離となると思います」

「日本はどうでしょうか?少しなら日本語も話せます」

「僕達は日本に向かっているのですが・・今、日本にどの位の人がGuardianに捕まらずに生き残っているかは解からないんです」

「足手まといになるでしょうが、この子を無事育てられそうな所が見つかるまで同行させてもらえないでしょうか?」

ズーチンがすがる様な眼でジミニー達に頭を下げた。、

「昔、光子さん達が日本で研究していた頃の施設に向かっているだけで、僕らにも確信が有って続けている旅ではないので・・しかも僕らも逃亡中なので・・、うん・・日本は島が多いと聞いてます近くにコロニーもプラントも無い島なら生き残った人達が生活をしているかもしれないので、とにかく島伝いに航路をとって探して行きましょうか?」

「お願いします」

「解りました、これより少しでも多くの島伝いに日本へと航路をとります」

おんの声が船内に流れ、子供をあやしていたイチローとジロウもニコリと頷いた。


皆を乗せた船は大陸を離れ東へ日本へと向かっていった。




ジミニー達の日本編での活躍どうかご期待下さい。

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