全てを欲する者(7)
更新いたしました。
コロニーでの2日目です。
「どう、此処の暮らしは」
アイが食堂で昼食を食べようとするジミニーに話しかけてきた。
「どうと言われても・・、朝食以外は午前中の間、適性検査の二次検査をずっと受けていたんだよ・・」
ジミニーが凹んだ顔でアイにそう答えた。
その時、一斉に食堂が騒めきだした・・
「旨い」「なんだ、いつもと違う」「いつもと変わらないのに・・違う」「美味しい・・」
ジミニーが回りをキョロキョロと見渡してから口にしてみた。
「あ、ちゃんとした味付けになってる」
横に座ってきたアイも口にして・・。
「あ、本当、美味しいね・・」
しばらくざわつく食堂内でジミニーに顔を寄せてアイが聞いてきた。
「昨日はよく眠れた?」
ジミニーも顔を寄せながら。
「ああ、適性検査を受けて疲れてたから朝までぐっすりと眠ってたよ・・それにおんも一緒だったからね」
「え、一緒にいたの・・、信じられない!」
「流石は、おんだよね・・」
「いつから一緒だったの?」
「部屋に入ってほとんどすぐにだよ」
「・・・・・・本当にとんでもないわね」
「でも、生体コード登録は誤魔化した方が良いけど適性検査は興味があるから真面目に受けてって言われたので・・、疲れたよ・・」
「どんな結果が出るか楽しみだね」
アイが笑いながら答えた。
「・・こんなのは初めてだから、何とも言えないよ・・」
「朝食の時、少しは皆に話しかけてみたけど・・他人には皆興味が無さそうだったな・・、ポイントどの位持ってるって聞かれる位で・・」
「皆、ポイントにしか興味がなかったの?」
「ああ、ジロウの言った通りだったよ、それともっと年上の人が居るという他の3ブロックを見に行ったり出来ないのかな?」
「可能性は低いと思うけど適性検査次第では行ける所が広がるとは思うけど・・ね」
「あ、そうなんだ頑張って良かったよ」
アイは食事が終わると「結果、楽しみにしているわ」と言い残し食堂を後にした。
「さて、部屋で結果を見てきますかね・・」
ジミニーも食堂を後にした。
(アイル様、これは本当に不正無しの結果なのですか・・)
(ああ、Guardian Serialnumber000000は一切手出しして無い様だ・・)
(どんな育ち方をしたらこのような結果に・・、これではもう研究員レベルではないですか・・、しかも多種多様な分野に及んでいる・・)
(面白いな、一気に研究員ブロックに送り込んて確かめてみればどうだ見学とゆう名目で・・)
(前例が有りませんが・・)
(前例がないことが起きたんだ、今回が最初の例にすれば良いよ、私は増々あのジミニーに興味が湧いてきたよ)
アイはにこやかな笑顔で答えた。
ジミニーのコロニーでの3日目の活躍どうかご期待下さい。




