知的生命体の誕生(2)
少しづつの更新すみません
ジミニーは、目を覚ました。
「あれ、ここはどこだろう・・誕生日を祝ってもらって・・はしゃぎ過ぎて、眠たくなって・・」
体が動かせないほど小さな空間にジミニーはいた。しばらくたつと計器と思われるものが点滅し目の前に画面が広がった。
「すまないジミニー、驚いたことだろう・・そのカプセルはこの島に残った最後の脱出装置だ、正常なのは子供用しかなかったのだよ、お前の体がまだ入れるうちにこの島から脱出させようと皆で話し合い誕生日をその日にと決めていたんだよ」
「なぜ僕が島から離れなければならないの、なぜみんなと一緒にいちゃいけないの」
ジミニーが、話しかけるが反応は無い。
「お前は若くこれからだ一生この島に留まってはいけない、外の世界で友達や仲間を作れ、ジミニー、お前の最初の仲間、いや友達になるものが居る場所にそのカプセルは進んでいる・・どうかお前に少しでも多く友達ができることを願っている・・しばらくのお別れだよ・・私らはジミニーお前のことを決して忘れはしない・・どうか外の世界を楽しんでおくれ」
そして映像は途絶えた・・
「なぜ、なぜ・・」
ジミニーはただ泣き続けていた。
「ジミニーは今頃目を覚ましただろうかなあ」
「ああ、そろそろ目を覚ましているだろう・・怒っているだろうな・・」
「いや泣いているかもしれん」
「もっともっと永く一緒にいたかったな~」
「無理は言わないの、もうこの島には時間が残されてないのよ」
「もって一年、もう一月もないかもしれない・・」
「だよな~どう見てもこの観測結果じゃなぁ~」
「ぎりぎりだったよな」
「無事に守護神に会えるとよいのだが・・」
「プロトタイプだけど、ジミニーの祖父達が生み出し、両親が命がけで守ったんだから・・」
「そうだな必ず会えるな」
元学者と呼ばれていたおじいさんや、おばあさん、彼らは優しい目でジミニーが旅立った海を見つめていた。
続きは来週くらいだと思います。