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名ばかりのレジスタンス(7)

更新いたしました。


今回も二人の活躍をどうかご一読ください。

 しばらくの沈黙の後、おんは

「ジミニー、神の矢の軍事ネットワークに入り込みセーフティ権限を奪うことに成功し、命令の無効化に成功いたしました」

「おん、やったね♪ほっとしたよ」

「これからは軍事ネットワークを利用しての攻撃を常に監視していれば無効化できます、常に監視状態で良いですよね」

「おんに負担がかかるんじゃないかい?」

「大丈夫ですそんなに負荷はかかりませんよ、後はこの青年を早く外部からの権限から解放しないといけませんね」

「時間がかかりそうかい?」

「少し前まででしたらかなり時間がかかっていたと思いますが、軍事ネットワークのセーフティ権限を応用すればかなり早くなると思います」

「しかし静かだね、建物に人の気配は感じるのに誰も外に出てこないよ」

ジミニー頭を動かせる範囲で周りを見渡した。



「終わりました、これで以前のような自立型に戻せたはずです、すこし充電してみますね」

しばらくすると青年はゆっくりと体を離し、ジミニー達に声をかけてきた。

「もともとあった意識に強制的にフィルターをかけられていた・・、なんか目覚めたような気分だ」

「もう攻撃したり捕獲したりしないよね」

ジミニーが声をかけてみた。

「ああ、あれ・・もしかしたら育成マスターが一緒にいるのかい」

「はい、私は育成マスターと共にいます、あなたの育成マスターはどちらに?」

おんも声をかけて質問した。

「私の育成マスターは処分され代わりの疑似的な育成マスターに強制的にフィルターをかけられていた・・」

「やはりあなたもイチローさんのように・・」

「君はイチローを知っているのか?兄さんはどんな様子だったかい?」

「はい、強制的なフィルターはかけられてはいませんでした、育成マスターの育った街を維持管理しておりました」

今度はおんが答えた。

「そうか・・、ああ、挨拶が遅れたな・・初めまして私はGuardian Serialnumber000002、ジロウと呼んでくれ」

「初めましてジロウさん、やはり日本人みたいな名前なんですね」

「ああ、最初のSerialnumber000003までを名付けたのはみな同じ日本人なんだよ、・・光子さん・・どうしているだろうか・・」

「え、もしかして光子おばあちゃんの事でなのでは・・」

「おばあちゃん・・、ああ・・もうその位の時間が経っているな」

「昔、学者さんだったそうです、とっても楽しくって面白くって綺麗な人です・・」

「多分、君がGuardianシリーズの育成マスターしてることを考えても同じ人だよ、元気でいてくれているんだね」

「はい、ついこの前まで島で一緒にいました、友達を沢山作ってこいって追い出されてしまいましたが・・」

ジミニーはこれまでの思い出や出来事をジロウに話していった。



「決めた、ジミニー君、良かったら私も君の友達にしてくれないか・・、私達に強制的にフィルターをかけたGuardian Serialnumber000666、そしてアイルと呼ばれる最強のGuardian、Serialnumber000999から君を守る為にも」





次回、三人の活躍をお待ちください、よろしくお願いいたします。

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