名ばかりのレジスタンス(2)
2月となりました、いよいよ本格的な冒険の始まりです応援よろしくお願いいたします。
二人は森の奥深く待ち合わせの2本の大きな巨木の下にいた。
「二、三日したら準備ができるから早朝この木の下で待ち合わせなんて・・大ざっぱすぎたかな~」
「はい、しかし相手も私がGuardianシリーズのプロトタイプと知りかなり警戒しているはずです」
「仕方ないよね、僕の話を聞いてみんな目を丸くしていたからな~」
「ジミニーは上手に説明できていたと思います、ジミニーだから向うのリーダーも協力を申し出たのだと思います」
「アインさんも大変だよね、食料や物資がそんなにひっ迫しているなんて・・」
「はい、私達も上空からの監視を避けるためにすぐに森に入ったように、彼等の生活空間も森の中に限定されていて気候等の変化も有り生活に必要なものが手に入らなくなっていたのだと推測されます」
「生活物資を奪うだけの戦いを行うなんて・・」
「ジミニー、私は戦いに関しては高いフィルターが懸けられています、少しでも何か外れるものが有ればと待っていましたが間に合いそうにありません、戦闘になったらジミニー自身で戦う事になります・・もちろん可能な限りサポートしますが・・」
「相手の警備用アンドロイドは捕獲目的でスタンガンしか使わないらしいし・・頑張ってみるよ、でも相手のコロニーに居る人々は本当に戦いに加わる事はないのかな、アインさんは見てるだけですぐ隠れてしまうって言ってるけど・・外には逃げ出したりしないのかな、そこが解らないんだけどなぁ~」
アインは十数人の仲間と共にアジトを出発していた。
「Guardianシリーズなんて本当に信用して良いのだろうか・・」
仲間の問いかけにアインは
「前の戦いでは味方として戦ったGuardianシリーズも在ったと聞いている、ただそれはアンドロイド形態だったみたいであんな形が自由に変わるタイプではなかっとは思うが・・しかし何度も言うが俺の直感がジミニー君は噓を言ってないし操られてもいないと言ってるよ」
「アインの直感は確かに当てにしているけどな・・でもアジトには連れて来なかったんだろう」
「いや、ジミニー君はここに留まらない様な気もしてるんだよ、だったら知らない方が良いよ・・」
「それもアインの直感かよ・・」
「そうだ」
アインは笑いながら答えた。
「やあ!、待たせたなジミニー君、夜までにコロニーに着くよう早速出発しよう」
アインは明るく手を振り歩きながら
「仲間を紹介するよ、そして道中で作戦の詳細とあそこのコロニーの詳しい説明をしよう」
ジミニーにとって生まれて初めての戦いがついに始まってしまう事となった・・
次回はまた週末になります、よろしくい願いいたします。




